第四十八話 ページ48
「──さん？Aさん！！」
大きな声で呼ばれハッとして謝れば不思議そうな顔をされた
「何だか硬い表情してますね、もしかして久しぶりの任務で緊張でもしてますか？」
『ま、まあ』
「大丈夫ですよ！今回も低級ですからAさんなら問題ないです！場所は──────」
補助監督さんと早々合流して目的地に向かってるのはいいけどダメだ、なんか全然内容が入ってこない･･･
久しぶりの任務だっていうのに嬉しくもない
五条先生はなんで嘘をついたの？とか、私の事嫌いじゃないって言ったのも嘘だったの？って、考え出したらキリがない
もう、さっさと任務終わらせて本人に聞きに行ってみようかな･･･かなり勇気がいるけど、このままじゃ納得できないから
「───────ですからそちらで待機してますね」
『え？』
考え込んでたら全く話聞いてなくて補助監督さんにちょっと怒られた。これは私のせいでもあるけど元を辿れば五条先生が悪いから！
「もう一度説明するんでよく聞いてください？」
『あっごめんなさい』
･･･呪霊には申し訳ないけど五条先生への怒りを込めて、祓ってやる！
・
着いた先は山奥の神社、いかにも呪霊が居そうな場所。まあいるから来たんだけど、と早速補助監督さんが帳を下ろしてくれて私は先に進んで行く
何処にいるんだろう、なんて考えながら進めば神社の入口の前、隠れもせずに見つけた呪霊に足を止めた。あ、案外すぐに見つかったなぁ
ちょっと驚きつつも祓う体制を整える。そういえば呪具無しで祓うのってあの時以来かも、、、
あぁもうまた五条先生が頭にチラつく！！
集中しないといけないのに嫌ってほど先生が浮かんで無理！今までの練習の成果なんて発揮しないで力任せに呪霊を祓う
おかげで祓えたけどこう祓いたかった訳じゃない！！もしかしなくても私一つの事しか出来ないタイプ？！こんなタイミングで知りたくはなかったよ
ま、まあぜーんぶ五条先生のせいだから！補助監督さんには後で怒られるだろうけど、、、はぁと息をつきとりあえず戻ろうと足を動かした
それにしても、絶対帰ったら先生に会ってガツンと言ってやる！
『ッ！？！？』
突然見たことも無い大きな闇が私を包み込む
その瞬間、私は五条先生が前に言ってた言葉を奇しくも思い出しては唇を噛み締めることも出来ずに抵抗する間もなく得体の知れない大きな何かに
のまれていった
"何考えてるか知らないけど、考えてる間にそうやって、殺されるよ"
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サクサク(プロフ) - マリオットさん» コメントありがとうございます。頑張りますね！ (2022年11月3日 6時) (
レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - ｸﾞﾊｯ､､､､､､ﾁｰﾝ（キュン死）面白いです､､､､､､ﾁｰﾝ (2022年10月30日 12時) (レス) @page42 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - 吹雪さん» コメントありがとうございます。凄く嬉しいお言葉でこちらもきゅんとしました、とりあえずハンカチ投げときますね！応援に応えられるよう、頑張らせていただきます。 (2022年10月19日 7時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - きゅん…スッゴい好きです！これみてると涙止まらなくなる！応援してるぜ！ (2022年10月19日 7時) (レス) @page40 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - シャチさん» 確かにカッコイイ声ですよね、五条さんって。更新頻度は遅くて申し訳ないですがゆっくり更新させていただきますね。 (2022年10月13日 6時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくさくびすけっつ | 作成日時：2022年8月11日 7時
