第三十五話 ページ35
翌日の朝、滅多にない任務で私は張り切っていた。それはもう早起きするぐらいには
とは言っても結構早起きするからあんまり変わらないけど。今日一緒に行くのは恵だから昨日話しておけば良かったかななんて思うけど今更言ってもしょうがないか!
なんてるんるんな気分である程度支度を済ませた私は荷物を持ってドアノブに手をかけた。
『ん?』
だけど開けた先に広がるのは寮の廊下じゃなくて何故か目の前に立っていた五条先生だった。え、なんでこんな時間に私の部屋の前に?!
「どこ行こうとしてんの」
『えっと・・・どこって任務に』
何か用があったから来たんだよね、?訪ねた理由を聞けば五条先生が「任務なしって言ったよね」なんて口を開いた。
『いやでも元々決まってた任務ですし、』
「何やってんですか」
五条先生にそう言ってれば恵の声がしてそっちに視線を向けた。
『恵!どうしてここに?』
「どうしてって、今日一緒に任務だろ」
その言葉にそうだけど、と返事してもう一度五条先生に視線を向ければ突然肩を抱かれた
「悪いけど恵、任務一人で行ってくれる?Aは呪力操作覚えないとだから」
いやこの肩に置いた手いりますか?!と五条先生の今までにない行動に驚いている私を気にせず先生は恵を見てた。
その見られてる恵は眉間に皺を寄せてこちらを見ていて何となく雰囲気が良くない気がする。
「それって別に任務が終わった後でもダメなんですか」
「なに恵ー、Aと任務一緒に行きたいの?この間も思ったけどもしかしてそういう感じ?」
「何言ってんですか、話逸らさないで下さい。そう言う五条先生こそ俺との任務無くしてまでAと居たいんですか」
いやなんでなんか空気悪いの。この間まで仲良かったじゃん、五条先生恵に肩組んで一緒に歩いてってたのに何があった訳?
「わかりやすいよねぇ、恵って」
『あのー、話遮ってすいません。結局私任務行って良いんですか?それとも先生と練習するんですか』
話を遮って悪いとは思うけど任務に行くなら待っていてくれてる補助監督さんに悪過ぎる。
本当ならもう出て合流してる頃なのに迎えてないんだから今も待ってるに違いない。
なので聞いたのに五条先生が「じゃあA決めなよ」なんて言ってきた。え、私が聞いたのに?
『決めていいんですか?私が』
「いいよ別に。階級上げたいならどっちを取るかなんて決まってるし」
それって実質五条先生と練習一択じゃん。
折角の任務だったのに!!!
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サクサク(プロフ) - マリオットさん» コメントありがとうございます。頑張りますね! (2022年11月3日 6時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - グハッ、、、、、、チーン(キュン死)面白いです、、、、、、チーン (2022年10月30日 12時) (レス) @page42 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - 吹雪さん» コメントありがとうございます。凄く嬉しいお言葉でこちらもきゅんとしました、とりあえずハンカチ投げときますね!応援に応えられるよう、頑張らせていただきます。 (2022年10月19日 7時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - きゅん…スッゴい好きです!これみてると涙止まらなくなる!応援してるぜ! (2022年10月19日 7時) (レス) @page40 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - シャチさん» 確かにカッコイイ声ですよね、五条さんって。更新頻度は遅くて申し訳ないですがゆっくり更新させていただきますね。 (2022年10月13日 6時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくさくびすけっつ | 作成日時:2022年8月11日 7時