第六話 ページ6
そう言えば一瞬の沈黙
硝子ちゃんも私が五条先生に嫌われてる事を知っている
その為
「へぇーあいつがね」
と私と同じことを思っていた
『私もびっくりしたよ、まさか五条先生に心配される?日が来るとは』
「なんで疑問形?ま、あいつも少しは成長したって事なんじゃないの。知らないけど」
そう言って私をジッと見つめてくる硝子ちゃん
いつも思うが五条先生が全く目を合わさないのに対して何故だか硝子ちゃんはめちゃくちゃ私を見つめてくる
でももしかしたら私の自意識過剰かと思って聞きにくい
てか多分勘違い、どう考えても
「Aはさ、呪術師辞める気ないの?」
『え、何で急に』
「あいつに辞めろって言われてるんだろ?辞めたくならないのかなって」
急に真剣な目で言われて少し戸惑う
なんで呪術師になったのとかは始めの頃皆聞いたりし合ってたけど辞める気ないのってのは流石にない
これも全て五条先生が辞めろとかしつこく言うからだと思うと少し怒りが湧いてきた
『辞めたくならないよ!五条先生にいくら辞めろとか弱いとか言われても、階級あげてくれなくても、・・・私五条先生が思ってるより弱くないって自覚してるよ』
五条先生はいつも私に弱いって言う
確かに先生よりは弱いだろうよそりゃあ、でも物心着く頃から呪霊が見えてたんだよ
色々と対策したり祓う術を身に付けたり、短い年数だけどちゃんとやってきた
中学生になれば強い呪霊だって祓えるようになって、私なりに努力してきた
『わけも分からず嫌われて、それでも私、誰かの為に力になりたいの。だから呪術師は辞めないよ』
そう力ず良く言いきった言葉に硝子ちゃんは笑ってた
そして椅子から立ち上がって私の頭を撫でて「変な事聞いて悪かった」と謝ってくれた
ポッケから取り出した未開封のペロペロキャンディもくれて
『ありがとう!硝子ちゃん!』
「・・・・・・無茶ばっかして死ぬんじゃないよ」
『うん!約束するよあっ待ってこれ死亡フラグ?』
そう言えばチョップされて怒られた。
不吉な事言うなって、本当申し訳ないです
流石にふざけ過ぎましたと落ち込めば見かねた硝子ちゃんが「はあ、死んだら解剖してやるよ」って変な慰め方された
いや、やめて!?
・
『五条先生!階級あげてください!』
「ダメ」
朝の教室、思い切って階級の話を口にすれば返ってきたのは否定の言葉
『なんで!』
「弱いから」
教卓の前の椅子に座り資料を読みながらこちらを見向きもしない
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サクサク(プロフ) - マリオットさん» コメントありがとうございます。頑張りますね! (2022年11月3日 6時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - グハッ、、、、、、チーン(キュン死)面白いです、、、、、、チーン (2022年10月30日 12時) (レス) @page42 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - 吹雪さん» コメントありがとうございます。凄く嬉しいお言葉でこちらもきゅんとしました、とりあえずハンカチ投げときますね!応援に応えられるよう、頑張らせていただきます。 (2022年10月19日 7時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - きゅん…スッゴい好きです!これみてると涙止まらなくなる!応援してるぜ! (2022年10月19日 7時) (レス) @page40 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - シャチさん» 確かにカッコイイ声ですよね、五条さんって。更新頻度は遅くて申し訳ないですがゆっくり更新させていただきますね。 (2022年10月13日 6時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくさくびすけっつ | 作成日時:2022年8月11日 7時