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第三十一話 ページ31

「あ、」
『あ、』

被った声が消えて流れる沈黙

見ていれば一瞬にして祓われた呪霊に唖然とした。

いや、特級のはずなんだけど?私がさっき祓った呪霊とは明らかにレベルが違うよね?

困惑気味で視線を祓った先生に向ければ五条先生は自身の顎に手を当てて考えているようで「思ってたより数倍弱かったか」と呟いていた

「まぁ僕がやったらこうなっちゃった訳だけど・・・」
『いやこれを実践って私には絶対無理ですよ??』

というかもう呪霊居なくなったから私が実践する場面はないよね?!もうこれで帰れる?そう思った瞬間どっと疲れが襲ってきた。

だけど先生は

「何終わったみたいな顔してるの。大丈夫、次の任務もあるからそこで実践出来るよ」

なんて軽い感じで言ってきた

『はい?、いやいや!』

そこにまた私も行けと?もう絶対嫌だ!!と首を慌てて横に振るも「これ報告するの誰だと思ってるの?」と私が先程ヒビを入れた壁に指をさす五条先生

『うぅ、呪具さえあればっ!』
「無い方が呪力操作の練習になるでしょ」

それはそうなんだけど・・・先生と任務には行きたくないよね、特級多そうだしさ

『そもそも先生が今の呪霊手加減してくれれば良かったのに・・・』
「祓った後に言われても無理」

実は先生も呪力操作苦手なんじゃない?なんてちょっと思ったけど口に出したら怒られそうだから黙っとこう













壁にヒビを入れた事が夜蛾学長にバレたら絶対怒られるから行かないという選択は無い

結局嫌だったけど報告書に私の事を酷く書かれても困るので仕方なく次の任務にきて呪霊を祓った

「やっぱ出来たか」

とまあぜぇはぁと息も絶え絶えに膝を付く私を見下ろし五条先生が小さく呟く

というか先生の真似って何それ何それと言いつつ何とか実践に移せた私はもはや汚い地面に体が付こうが気にする余裕はない

寧ろ誰か褒めて欲しい、無茶苦茶な事をやらされたよ?

五条先生が祓ったやり方とは少しばかり違うとは思うけど何とか似たような感じては祓えた。本当にギリギリ、、、ギリギリだったけど

実際ここまでする必要あった?と喋れない代わりに見上げれば先生が屈んで指をさしてきた

「これからその呪力もっと増えてくから」
『ん、え、?』
「その呪力使いこなせるようにこれから僕が面倒見るから。当分は任務無しね」

その言葉を聞いて驚く。状況が追いつかない、任務なし?呪力が増える?何でそうなったの?

『とりあえずその他説明をお願いします?』

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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サクサク(プロフ) - マリオットさん» コメントありがとうございます。頑張りますね! (2022年11月3日 6時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - グハッ、、、、、、チーン(キュン死)面白いです、、、、、、チーン (2022年10月30日 12時) (レス) @page42 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - 吹雪さん» コメントありがとうございます。凄く嬉しいお言葉でこちらもきゅんとしました、とりあえずハンカチ投げときますね!応援に応えられるよう、頑張らせていただきます。 (2022年10月19日 7時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - きゅん…スッゴい好きです!これみてると涙止まらなくなる!応援してるぜ! (2022年10月19日 7時) (レス) @page40 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - シャチさん» 確かにカッコイイ声ですよね、五条さんって。更新頻度は遅くて申し訳ないですがゆっくり更新させていただきますね。 (2022年10月13日 6時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくさくびすけっつ | 作成日時:2022年8月11日 7時

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