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第三十話 ページ30

呪具無しでも祓ってやるぞ!とは言ったものの正直祓えるか祓えないかの問題じゃない

注意するべきは被害は最小限に、だ

それを気にしつつ呪力を拳に纏わせ最初に襲ってきた呪霊に軽く振り上げた

『え、あ』

その瞬間ズドンっと大きな音を立てて呪霊が吹き飛んでく

言っておくと思い切り殴った訳じゃない。軽く振りあげただけ、だけなんだけど

その衝撃で遠くの壁に大きなヒビが出来てしまってこの状況に一気に焦りが。地面も酷いことになってるし、衝撃で煙が舞ってる

何より攻撃を受けた呪霊が見る影も無くなって、同時に近くに居た数体の呪霊も消えてしまったことに唖然とした

被害は最小限にって注意してたはずなのに、呪具無しは久しぶりだから力加減間違えた??

いやでも一応祓えたから実力見るなら間違ってはない?

そう思いつつもヒビの入った壁を見つめればいやこれは流石に怒られるよねと後ろにいる先生に視線を向けてみれば

「とりあえず呪力操作、帰ったら練習するから」
『あっはい』

これは、階級上がるのはまだまだかもしれない。

でもでも言い訳すれば私は元々呪力コントロールが人より下手なんです。それを自覚していたからこその呪具だし、あぁもう何で持ってなかったの呪具

みるみると遠ざかる階級への道に私の気分が急降下していく。呪具があれば普通に祓えたのに、と頭の中をぐるぐるしだして仕方ない

「ま、今の実力は分かったから。だけどとりあえずはこのままだと事後処理とか大変そうだからササッと片付けるよ。ほら呪力増やして」

思考を巡らせていれば突然の先生の言葉に思わずハッとして言う通りに呪力を集中させた

んー、と呪力を意識して増やしていく。だけど私の場合呪力量が多いから一体どこまで増やせばいいのか分からない

そう思い指示を仰ごうと先生に視線を送れば「もっと増やせるでしょ」なんて言われた。え、まだ増やすの?

『ふ、増やしてどうしろと、?』
「とりあえずは僕のやった事を実践してもらう」
『先生がやることって・・・私が出来るわけ』
「大丈夫、お前なら出来るから」

そう言われながら乱れる呪力に集中して呪力を増やしていれば瞬間バチッと自分の呪力に触れる呪霊の気配

この気配────────明らかに特級!?

その姿を私が認識する前に五条先生が動く。

いや待って、もしかしてこれを実践しろってこと?

私階級上げたいって言ったけど特級術師になりたいわけじゃ無いんだよ!?


ねぇこんなの無理だよ先生??

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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サクサク(プロフ) - マリオットさん» コメントありがとうございます。頑張りますね! (2022年11月3日 6時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - グハッ、、、、、、チーン(キュン死)面白いです、、、、、、チーン (2022年10月30日 12時) (レス) @page42 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - 吹雪さん» コメントありがとうございます。凄く嬉しいお言葉でこちらもきゅんとしました、とりあえずハンカチ投げときますね!応援に応えられるよう、頑張らせていただきます。 (2022年10月19日 7時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - きゅん…スッゴい好きです!これみてると涙止まらなくなる!応援してるぜ! (2022年10月19日 7時) (レス) @page40 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - シャチさん» 確かにカッコイイ声ですよね、五条さんって。更新頻度は遅くて申し訳ないですがゆっくり更新させていただきますね。 (2022年10月13日 6時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくさくびすけっつ | 作成日時:2022年8月11日 7時

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