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私、何してたんだっけ。
何をしていたのか、何がどうなっていたのか全く記憶がないまま目覚めれば、隣には仮面をつけて同じように困惑しているグルッペンさん。
少しずつ治まっていく頭痛に安堵感を覚えていたのも束の間、グルッペンさんの口から出てきたのは指令？か何か。
「……背を預ける…？」
「なんだこれは…」
グルッペンさんはキョロキョロと辺りを見渡し、ドアのようなものがあるところへ歩き出す。立ち上がってそれを見ていたが、結局ドアノブは開かなかったみたいだ。
「…ｸｿ、針金」
ん…？よく分からないけど、とりあえずは閉じ込められた…と考えるのが妥当らしい。
私が悩んでいると、グルッペンさんは溜め息を吐きながらこちらへ戻ってくる。「どうしましょう…」と呟けば、グルッペンさんが仮面の奥から私を見下ろした。
その目はどこか揺らいでいるようにも、冷やかにも見えてしまった。
「やるか」
「え、」
「やって開くのならするまでだ」
紙を放り捨て、グルッペンさんは私に座るよう言った。
早く終わらせたいのだろう、少しだけ怒っているようにも見える。戸惑っていると「おい」と低い声で唸られ、鳥肌が立ってしまったままその場に座り込んだ。
が、トントンさんに嘗て「グルさんたまに寝起きは機嫌悪いから許したって…」と言われた記憶がある。私に怒ってるんじゃないと信じたい。
グルッペンさんはそのまま反対にどか、と座り、ゆっくり私の背中に背中を当ててきた。あまり体温は感じなかったものの、当てられる力は優しかった。
さすがに背中から鼓動は聞こえないよ…ね
10秒くらいすると、ドアのある方からガチャ、という音が聞こえた。
「行くぞ」
「あ…はい」
グルッペンさんは颯爽と立ち上がり、私に手を差しののべた。その姿がかっこよくて手をとるのに緊張したけど、とった瞬間に立ち上げられたのだった。
「ったく…」
え、なんか…怖い…？
あっけなく外に出ることができた
皆さんが管理室でグルッペンさんにブーイングを浴びせていたことも知らず
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しまたけ(プロフ) - すみれいんさん» そうですね…ぱっとインスピレーションが湧いたときに沢山更新したいなと思います。本当にありがとうございますorz (2019年7月27日 13時) (
レス) id: 7881ae9fa9 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - しまたけさん» 更新しなきゃと思ったら嫌になってしまうかもしれないので、出来た時に更新したんで大丈夫です！待ちます！ワクワクして待ちます！！自分の時間を優先で体調も優先で頑張って下さい！ (2019年7月26日 20時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)
しまたけ(プロフ) - すみれいんさん» あっありがとうございますm(__)m本当に更新遅くなりますが出来るだけ時間を見つけて更新しようと思います。コメントめちゃめちゃ嬉しいです…消さないです…！ありがとうございます！ (2019年7月26日 20時) (レス) id: 7881ae9fa9 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - お話読みました！好きです！飽きても消さないで下さい！！お願いします！！好きなんです！！ (2019年7月26日 16時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)
H2O(プロフ) - もし宜しければどちらも残していただけると嬉しいです！この作品含め、全て好きです。 (2019年4月3日 3時) (レス) id: e433076a9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しまたけ | 作成日時：2019年3月23日 15時
