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「んむ？」
「食べ終わってから喋ってください」
なんだか、いつもより静かな気がして起きた会話に挟み込んでみたら、グルッペンに怒られてしまった。当たり前だから反論できないんだけど。
皆変わらないように食べるんだけど、なんだか静か…？な感じがする。気のせいかな？
白米を喉の奥へ進め、私はやっとのことで口を開いた。
「今日って何かあるの？」
「何か、とは？」
トントンがそう返した。あれ？本当に何もないの？何かを隠す素振りもなく、自然の声だった。
「え、いや…なんか、今日静かだなって」
グルッペンが咳払いをした。その眉間にはしわが寄っている。周りの皆も何故か黙ってしまい、余計に静寂を感じる。
ここで声を出したのはグルッペンだった。
「…主が目覚める前から、妖気がそこら中を飛んでいるんですよ。今日の外出は控えてください」
「え？」
え、どういうこと？
「他の妖気は俺達と違って厄を運んでくる時もあります。形はありませんが、主が憑依されては困りますから」
彼らは妖怪の類。私は人間。
彼らは妖怪だから、私の知らない知識も沢山ある。何が何だからどうすればいい。何だとこうなるからこうした方がいい。その次元の違いに、私はいつも疑問ばかりを抱えてしまっていた。
まあ、私も妖怪と暮らしている時点で『普通』ではないんだけど。
「ここ最近空がよく曇りますからね。あれが予兆です。気分が悪くなったら誰かに言ってくださいよ」
「うん…分かった」
トントンが私に注意を喚起する。また私の知らない話だ。憑依とか予兆とか、『普通』の女の子は知らない話のジャンルばかり。だから私はすごく気になる。
グルッペンがあれだけ言ってくれた妖気というものは実際、私の目には見えない。けど数年前、一度それらを見たことがある。
和風の庭で暗い空を見上げていた。グルッペンが優しく見方を教えてくれたのを今でも覚えている。確か、空気の中の揺らぎを探して、目を閉じながら2回深呼吸を…
「主」
「え、うん？」
「また考え事してましたね…」
グルッペンが食べてくださいよ…と困った声を出した。
ああそうだ。私はいつも考え事をすると人の声が聞こえなくなる。それだけ集中してしまうのだ。
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しまたけ(プロフ) - ワラビモチクイタイさん» 頑張ります…( ´_ゝ`) (2018年9月13日 7時) (
レス) id: 7881ae9fa9 (このIDを非表示/違反報告)
ワラビモチクイタイ(プロフ) - しまたけさん» ３曲も………頑張ってくださいねwww (2018年9月12日 23時) (レス) id: 648e2202a9 (このIDを非表示/違反報告)
しまたけ(プロフ) - ワラビモチクイタイさん» はっ!!いつも見てます(゜〇゜;)あと3曲も今週中に覚えなきゃなんです…頑張りまする (2018年9月12日 22時) (レス) id: 7881ae9fa9 (このIDを非表示/違反報告)
ワラビモチクイタイ(プロフ) - U.S.A難しいですよねwww更新楽しみにしております。 (2018年9月12日 22時) (レス) id: 648e2202a9 (このIDを非表示/違反報告)
しまたけ(プロフ) - 柑橘さん» 短編のネタで浮かんでから「これだけで終わらすのは勿体ないな…」と思っていたので正解でした！やった！ ちょっと勉強しなきゃなので更新遅めですが、お付き合い宜しくお願いします！ありがとうございました！ (2018年9月11日 22時) (レス) id: 97e2b18ddc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しまたけ | 作成日時：2018年9月9日 22時
