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彼女を一応診察した。体の中に妖怪はもう入っていないけど、僅かに残された妖気がまだ胸元から離れていない。
もう一度憑依出来るように目印代わりにでもしたのかな。面倒なやつだね。
Aちゃんは聞いた通りぐったりしていて「気持ち悪い…」と一言。どうやら吐き気と頭痛に襲われているんだとか。
僕の力でなんとか出来ないかと頭を撫でてやると、頭痛は少しだけマシになったみたい。流石に全部の痛みは取り除けなかった。
「この様子だと…あと数日は吐き気とバトルだね…」
「…気持ち悪いよ…」
「主、水です」
さっきからゾムが申し訳ないという顔で手伝いをしている。手伝いっていうか、介護なんだけど。
トントンは胸元の黒煙を睨んでいた。それを変な風に捉えられないようすごい頑張ってる。いかんせんAちゃんにはその黒煙が見えない。
「うう……明日グルッペンと里に行きたかったのに…」
「グルさんはいつでも付き合ってくれますよ。とりあえず今は休んでください」
僕は密かに、Aちゃんに憑依した妖怪のことを考えていた。あの山に悪戯をする妖怪はほぼ居ない。いつも誰かしらが歩いているし、なんというか、クリアリングされている。
ずっと存在感を消して潜んでいたとも考えにくい。となると。
「…あの曇ってた時のあれかぁ…」
そういえば快晴は今日が久しぶりだった。妖気の流れに乗って妖怪の一匹や二匹が山に入り込んでもおかしくない。そうか、それで妖気にも気付きにくかったんだ。
「安静にね。また変になったらいつでも言って」
「うん、ありがとう」
僕はこの屋敷で医者的な仕事をしている。
お祓いはできない。至って普通の人間と同じ生活を送っている。なら何故黒煙が見えるのか？彼らと同じ空間で過ごしているのか？
それは僕が半妖だから。一部が妖怪になってしまった人間だから。
そう、僕はAちゃんと同じ人間だったんだ。
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しまたけ(プロフ) - ワラビモチクイタイさん» 頑張ります…( ´_ゝ`) (2018年9月13日 7時) (
レス) id: 7881ae9fa9 (このIDを非表示/違反報告)
ワラビモチクイタイ(プロフ) - しまたけさん» ３曲も………頑張ってくださいねwww (2018年9月12日 23時) (レス) id: 648e2202a9 (このIDを非表示/違反報告)
しまたけ(プロフ) - ワラビモチクイタイさん» はっ!!いつも見てます(゜〇゜;)あと3曲も今週中に覚えなきゃなんです…頑張りまする (2018年9月12日 22時) (レス) id: 7881ae9fa9 (このIDを非表示/違反報告)
ワラビモチクイタイ(プロフ) - U.S.A難しいですよねwww更新楽しみにしております。 (2018年9月12日 22時) (レス) id: 648e2202a9 (このIDを非表示/違反報告)
しまたけ(プロフ) - 柑橘さん» 短編のネタで浮かんでから「これだけで終わらすのは勿体ないな…」と思っていたので正解でした！やった！ ちょっと勉強しなきゃなので更新遅めですが、お付き合い宜しくお願いします！ありがとうございました！ (2018年9月11日 22時) (レス) id: 97e2b18ddc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しまたけ | 作成日時：2018年9月9日 22時
