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「繚乱さん、主が憑依されてしまいまして」
「すぐに分かったよ。始めるからちょっと離れてね」
俺はかなり鼻が利く方で、主が憑依されていることにはすぐ気付いた。そして呼んだこの人、百花繚乱さん______陰陽師である______にお祓いを頼んだ。
繚乱さんは昔から俺と大先生が知り合っていた人だ。俺たちには出来ない『お祓い』ができる。妖術を使い、悪霊のお祓いをよくしてもらっている。
繚乱さんは主の肩に触れると「……結構強い方だね」と呟いた。やっぱりか。いつもより存在に気付きにくかった。
「ゾムくん、気付いたのちょっと前でしょ？」
「…そうっすね…」
「これは気配を消すのが上手いやつだし…ちょっと時間掛かるかもしれないよ」
そう言って、繚乱さんは主を仰向けから座る状態にさせた。勿論気絶していて、重心があっちこっちに傾く。それをゾムが支えた。
俺もつっ立っているだけでは駄目なので、周りに変な気や妖怪がいないか確認する。今のところは大丈夫だ。
「……」
繚乱さんは主の肩を片手で支え、もう片手を背中にかざした。体内に妖怪が入りこんでいるため、追っ払うのだ。
今回の妖怪は恐らく、悪戯のケースだろう。
「______________臨 兵 闘 者 皆 陣 列 在 前________！！」
そう叫び、繚乱さんはかざしていた手で思いきり背中を押した。ぐらりと主は前のめりになり、主の胸辺りからは黒いモヤが出てきた。
まだそいつは体から抜けない。繚乱さんは眉を寄せて背中を押していく。いつの間にか、繚乱さんの周りを最初に出てきたつむじ風が包んでいた。
「…くっそ」
そのモヤは俺たちには触れない。触れるのは形を持ったやつだけだ。だから俺たち妖怪にお払いはできない。モヤは黒煙と化していき、嫌がるように少しずつ姿を現していく。
「……げほっ……は、っ…」
「主！」
「…主…！」
むせた声と共に、主は目をうっすらと開いた。黒煙は外に煙り始める。
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しまたけ(プロフ) - ワラビモチクイタイさん» 頑張ります…( ´_ゝ`) (2018年9月13日 7時) (
レス) id: 7881ae9fa9 (このIDを非表示/違反報告)
ワラビモチクイタイ(プロフ) - しまたけさん» ３曲も………頑張ってくださいねwww (2018年9月12日 23時) (レス) id: 648e2202a9 (このIDを非表示/違反報告)
しまたけ(プロフ) - ワラビモチクイタイさん» はっ!!いつも見てます(゜〇゜;)あと3曲も今週中に覚えなきゃなんです…頑張りまする (2018年9月12日 22時) (レス) id: 7881ae9fa9 (このIDを非表示/違反報告)
ワラビモチクイタイ(プロフ) - U.S.A難しいですよねwww更新楽しみにしております。 (2018年9月12日 22時) (レス) id: 648e2202a9 (このIDを非表示/違反報告)
しまたけ(プロフ) - 柑橘さん» 短編のネタで浮かんでから「これだけで終わらすのは勿体ないな…」と思っていたので正解でした！やった！ ちょっと勉強しなきゃなので更新遅めですが、お付き合い宜しくお願いします！ありがとうございました！ (2018年9月11日 22時) (レス) id: 97e2b18ddc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しまたけ | 作成日時：2018年9月9日 22時
