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ばしゃばしゃ。
グルッペンが顔を洗っているのをよそに、私は先に洗った顔をタオルで拭く。朝に水に触れるとすっきりする。
…と、ここで傍に置いてあったグルッペンのメガネが目に付いた。
「…」
「………………………主」
「なに？」
眼鏡を付けておらず、なんだか新鮮な顔。とても顔立ちがいい。真っ赤な瞳はなんでも見透かしてしまいそう。そんな例えも的中だったけど。
「俺の眼鏡を」
「なんで私が持ってると思うの？」
「主以外の気を感じません」
あーぁ…
そうだった。グルッペンは妖怪だった。他に誰かが近付いたら気で分かるんだった。
私は悪戯の失敗に肩をがっくりと下ろし、渋々眼鏡を返した。グルッペンは眼鏡を装着していつものグルッペンに戻る。あれ、なんか…眉間にしわが…
「お、怒った……？」
グルッペンを見ていると、突如ぷに、とつつかれる私の頬。
「主の悪戯には慣れました」
「…これも悪戯じゃない？」
「ただの仕返しですから」
朝食行きましょう、とタオルが優しく奪われた。
「主、おはようございます！今日もええ天気ですね！」
「めっちゃ快晴ですね！」
廊下で声を揃え、眩しい笑顔を見せるのはシャオロンとコネシマだった。同じように返すと千切れるのではないかと思うくらいに尻尾を振る。
そう、この2人は狛犬である。
「ひとらんが朝ごはん出来たって言ってましたよ！」
「ありがと！グルッペン、行こ」
確かに隣の部屋から、美味しそうな香りがずっとしている。今日は焼き魚かな？
「はい。コネシマとシャオロンはどっか行くんか」
「俺らは大先生起こしてくんねん！」
「あいつまた寝坊やで！」
皆は、私以外にはちゃんとした元の言葉で喋る。私には敬語。その理由は私のお母さんにあるらしいけど、その話はまた今度。
グルッペンと一緒に、部屋へと向かう。
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しまたけ(プロフ) - ワラビモチクイタイさん» 頑張ります…( ´_ゝ`) (2018年9月13日 7時) (
レス) id: 7881ae9fa9 (このIDを非表示/違反報告)
ワラビモチクイタイ(プロフ) - しまたけさん» ３曲も………頑張ってくださいねwww (2018年9月12日 23時) (レス) id: 648e2202a9 (このIDを非表示/違反報告)
しまたけ(プロフ) - ワラビモチクイタイさん» はっ!!いつも見てます(゜〇゜;)あと3曲も今週中に覚えなきゃなんです…頑張りまする (2018年9月12日 22時) (レス) id: 7881ae9fa9 (このIDを非表示/違反報告)
ワラビモチクイタイ(プロフ) - U.S.A難しいですよねwww更新楽しみにしております。 (2018年9月12日 22時) (レス) id: 648e2202a9 (このIDを非表示/違反報告)
しまたけ(プロフ) - 柑橘さん» 短編のネタで浮かんでから「これだけで終わらすのは勿体ないな…」と思っていたので正解でした！やった！ ちょっと勉強しなきゃなので更新遅めですが、お付き合い宜しくお願いします！ありがとうございました！ (2018年9月11日 22時) (レス) id: 97e2b18ddc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しまたけ | 作成日時：2018年9月9日 22時
