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第9話 ページ10

貴女side

ふーん。観察眼が鋭いんだ黒子君。

影薄いみたいだし、面白いパスだしそう。

青「……おい、お前」

黒「あ、青峰君!ダメですよ暴力は!!」

青峰君のヤのつくお仕事の方みたいな顔に、黒子君が慌てたように彼を止める。

青「邪魔だテツ」

が、呆気なく退かされた。

黒子君、見た目通り力が弱いのね。

青「朝日奈……お前」

貴「何かな青峰君?」

まあ手を出された時は避ければいいだけだし。最悪虹村さんが実力行使(物理)してくれるだろうし。

青「めっちゃ強いな!!」

ガバッと私の肩を掴む青峰。

貴「お、おう」

青「女に負けたの初めてだ!すげーよお前!」

貴「えっと、ありがとう?」

なんなの青峰君!めちゃくちゃいい笑顔。おめめキラキラしてますけど!?

青「なあもう1回、もう1回やろーぜ!!」

肩を掴まれたままグワングワンと体揺らされる。

青峰君見た目と違って、心は小学生みたいな無邪気な少年なのね。案外、弥といいお友達になれるんじゃない?

虹「ほら、青峰落ち着け。勝負は1回だけって約束だっただろうが」

揺らされすぎてそろそろ酔うかもと思った時、虹村さんが青峰君を止めてくれた。

危なかった。脳みそがシェイクされるかと思った。

青「虹村さん……」

虹「あー、ほら。今日からコーチとしているんだから、部活後にやればいいだろ」

虹村さん!?え?助けてくれたと思ってたのに、青峰君の援護しに来たの!?

青「っ!!そうっすね!!」

じゃあ後でやろーぜ!!と、陽気に離れていった。

んん?あれ?決定なの?私なにも返事してないんだけど!

貴「虹村さん?」

何してくれてんですか、コノヤローと睨むと、虹村さんはそ〜っと私から目を背けた。

虹「えー、あー、これでこいつの実力がわかっただろう。コーチをすることに不満のあるやつはいないな?」

誤魔化すように問いかけた虹村さんに反対する人はいなかった。

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うたプリ大好き?(プロフ) - 更新有難うございます! (2021年11月27日 1時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2021年11月26日 19時) (レス) @page25 id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
ぽむぽむぽあろ(プロフ) - とても面白いです!続きがきになるっ!そして風斗くん好きっw更新頑張ってください! (2018年8月13日 10時) (レス) id: b57c4dcd3f (このIDを非表示/違反報告)
美優 - 夢主のコーチ時代とキセキを嫌いになった理由凄く気になります!更新頑張って下さい (2018年6月5日 22時) (レス) id: 4652e6effc (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 八色キセキの小説も書いて欲しいです リクの事後はボードに書いています (2018年6月2日 17時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mio | 作成日時:2018年5月31日 10時

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