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05:自己紹介 ページ6
Aside
まふ君に起こしてもらって空き教室。
そこには既に３人の人がいた。
「まふ、遅い」
「そらるさん達が早いんですよ！」
「へぇ、本当に起きてる…」
ひとりが物珍しそうに言う。
「誰？」
「あ、俺は天月翔太」
「天月、さん？」
ネクタイの色…１個上だ。
「俺２年だけど無理しなくてさん付けしなくていいからね？」
「分かった」
「俺は一ノ瀬彼方」
「そらるさん」
まふ君がそう呼ぶからそう呼ぼう、うん。
この人は３年なんだ…
「俺は伊藤司」
「伊藤君」
この人も１個上。
「伊垣Aです」
この人達歌ったら良い子守唄になりそう。
「そういや二人って友達だったんだ？」
天月君がそう言う。
「昨日友達になった」
「昨日？え、？笑」
伊藤君が戸惑いながら笑う。
「そうなんですよ！放課後Aさんがピアノ弾いてるのを聴いて仲良くなったんです！」
まふ君が元気よく言う。
「ピアノの引けるんだ？」
そらるさんが問うのを頷いて肯定する。
「今度聴かせて」
「いいよ」
「今度と言わず今日の放課後でいいんじゃない？」
天月さんが提案すれぱ皆がそれもそうかと頷く。
「いいよ」
「Aさんのピアノ本当に凄いんですよ！」
「まふ君何でそんなに元気なの…」
「だって知ってほしくて。嫌だった？」
「ううん、ありがとう。友達できて嬉しい」
…喉、渇いた。
嗚呼、美味しそうな香り。
あわよくば血くれないかな…
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作成日時：2017年9月27日 14時
