【ヒプマイ】一郎の彼女は彼の後輩らしいです。

第6話 ページ7

Aside


ふぅ……あったまった……
お風呂だけでなく服も用意してくれるなんて優しい一郎先輩。
先輩の服じゃないけどやっぱりこの服は大きいかも。
てか三郎くん173cmだっけ？中学生でそれって凄いなぁ…将来有望。

「あ、Aサン風呂上がったんだ」

「うん、お先に失礼させてもらったよ〜いい湯でした…」

「よし…じゃあ兄ちゃんが風呂に入ってるこのタイミングで……いつもの、やるぞ」

「よし…気合いを入れて……三郎くーん！やるよ！！」

濡れた髪をくくりながら隣の部屋から三郎くんを呼ぶ。
「はいはい」と言いながら気だるそうに出てくるが、彼も目は本気だ。

「ふぅ……今回も僕の勝ちだろうけど、やってやるよ」

「偶々前回運が良かっただけだろ。……俺は負けねぇ」

「ふん……彼女としての意地…見せてあげる、いくよ！！」

「「「じゃーんけーん！！！」」」


説明しよう！
これは毎回恒例、『お兄ちゃんを独り占め！ワクワクドキドキじゃんけんバトル！！』である。
このじゃんけんに勝てば、一郎先輩が他の人に話しかけない限りは先輩を独り占めできるというものである。
この間、勝者への妨害はルール違反。
勝てば天国、負ければ地獄の一回勝負である。

そして今回の勝者は……

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