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第35話 ページ46

うーん??乱数は今なんて言ったんだ?
モデル…?モデルって言ったか?
もう一度聞き直すと先程と全く同じ台詞を言われる。
確かにAは可愛い。
胸はないが、華奢でスタイルもいい。
正直アイドルだったり、モデルをしていると言われても違和感がないレベルだ。

「ま、まぁ…やるかどうかは本人の意思に任せるとして…なんで俺に態々言ったんだ?」

「え、そんなの今から一郎に呼んでもらうからに決まってるじゃ〜ん!」

「は?!いやでも彼奴もな?大学あるしいきなり呼び出すのはな?」

何を躊躇っているんだ俺。
いつもだって急にゲーセン行こうぜとか、家こねぇ?だなんて誘ってるじゃないか。
更に言えば、彼奴なら俺が声をかければ直ぐに飛んでくる。
数分間、呼び出す、呼び出さないの言い争いをしていたら遂に乱数が俺の携帯を取って勝手にAにL○NEを送った。

「あ!Aちゃん来てくれるって〜!やったぁ!」

「は?!ちょ、まじか……えぇ〜…」

「一郎お気に入りにしてるの彼女ちゃんと弟君達だけだからすっごーくわかりやすいね♡」と、ニコニコする乱数。
条件反射で顔が赤くなる。
「いいだろ別に」と乱数から携帯を取り上げる。
なんで乱数はこんな楽しそうにしてるんだ…?そんなにAにモデルやって貰いたいかったのか…?

そしてAが来るまで雑談をして過ごした。
お互い、最近あったチーム内での出来事や、メンバーの話だったり、仕事での出来事、身の回りのことを話した。
そして俺は口を滑らせてAの話をしてしまう訳で。
その度に乱数に「幸せそうだね」と笑われた。

乱数と話し始めてから数十分後、玄関の呼び鈴が鳴った。
どうやらAが来たようだ。
「ちょっと開けてくる」と乱数に言い、玄関に向かう。
扉を開け、「急に呼び出してごめんな」と言うと、いきなりAが飛びついてくる。

「せ、先輩からお誘いだなんて…!あの!ほんとにいいんですか?!」

「お、おう?まぁ上がれよ」

何を言っているか理解できなかったが、取り敢えず家にあげ、乱数がいるリビングに案内する。
「え、先輩の部屋じゃないんですか?」とまたもや不思議なことを言うA。
どうしたコイツ。

リビングに入り、乱数がいることを知ったAは目を見開き凄く驚いていた。
乱数のこと知ってんのかなと思ったが、Aの口から出た言葉はこれだった。

「い、いい一郎先輩が!!家に可愛い女の子連れ込んでる!!!!」

は???????

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設定タグ:ヒプノシスマイク , ヒプマイ , 山田一郎   
作品ジャンル:恋愛
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松栗(プロフ) - こんばんは。夜分遅く失礼いたします。リクエストの品ができました。当作品内にて掲示しておりますので、ご確認をよろしくお願いします。 (2018年9月3日 0時) (レス) id: e52d1400cf (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬぬ(プロフ) - おけですー!!じゃあ続編の方で! (2018年8月27日 14時) (レス) id: 62aeac2e51 (このIDを非表示/違反報告)
乳酸菌(プロフ) - ぬぬぬさん» 私は王道ですけどタクミくんとか…本推しは外伝のグレイくんです!ありがとうございます〜!!こっちは多分あまり来なくなるので、向こうの方が私としてはありがたいです…! (2018年8月25日 22時) (レス) id: 96d787d18f (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬぬ(プロフ) - 本当にそれ!!!乳酸菌さんは誰好き??あ!それと続編おめでとう!どっちでお話する?? (2018年8月25日 16時) (レス) id: 62aeac2e51 (このIDを非表示/違反報告)
乳酸菌(プロフ) - ぬぬぬさん» 主人公ズですか!かっこいいですよね! (2018年8月22日 23時) (レス) id: 96d787d18f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:乳酸菌 | 作成日時:2018年7月20日 1時

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