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第18話 ページ25

Aside


「「ただいま〜…」」

小声で帰ったことを知らせつつ玄関を開けると、二郎くんと三郎くんが仁王立ちをしていた。

「おかえり兄ちゃん達…いつ出てったの?!」

「気がついたら居なくなってて凄く心配したんですよ?!」

「あーごめんごめん、お土産買ってきたから許してくれ」

二人共目の前のプリンに目を輝かせつつ、「兄ちゃんが言うなら!」とすんなり許す。
一郎先輩だけを。
私はこの後二人による事情聴取があるだろう。
抜け駆け禁止な訳ではないが、特に目立った行動をすると緊急会議が開かれたりする。

「あー。そうだAサン?聞きたいことがあるんだけどちょっといいかなー?」

「想像はつくし…いいよ…」

死んだ目のまま、二郎くんと三郎くんに連れられ、一郎先輩に話が聞こえない程度の距離をとって会議が始まる。

「単刀直入に聞く、一兄に何をしたんだ」

「別にー?只一番くじでA賞を引いただけだよー??」

「他には?兄ちゃんを襲ったりしてないだろうな?」

「流石に外では襲わないって!…それに、今回の勝者は私。だから何しても二人は口出しできないんじゃない?」

「くっ…そうだった…」

「今回はこれで勘弁してあげるよ…解散ッ!!」

流石勝者。圧倒的権力。
そして三人共プリンを食べに一郎先輩の元へ行く。
「食い終わったら歯磨くんだぞ」と呼びかける先輩。
あーすきです。世話焼きな先輩すきです。

「ご馳走様でした!先輩の奢りのプリン、美味しかったです!」

そう言って台所でカップを洗ってゴミ箱に捨てる。
さて、皆さん疑問に思っていただろうが、問題は歯磨き。
果たしてこの家に私の歯ブラシがあるかという点だが…あるんですこれが。
まぁ月一で泊まりに来るんだからって事で置くことを許可して貰ったのです!

まぁそんなこんなで全員で洗面所を取り合いつつ歯を磨き、再びリビングへ向かう。

さぁて、どう寝るか。

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設定タグ:ヒプノシスマイク , ヒプマイ , 山田一郎   
作品ジャンル:恋愛
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松栗(プロフ) - こんばんは。夜分遅く失礼いたします。リクエストの品ができました。当作品内にて掲示しておりますので、ご確認をよろしくお願いします。 (2018年9月3日 0時) (レス) id: e52d1400cf (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬぬ(プロフ) - おけですー!!じゃあ続編の方で! (2018年8月27日 14時) (レス) id: 62aeac2e51 (このIDを非表示/違反報告)
乳酸菌(プロフ) - ぬぬぬさん» 私は王道ですけどタクミくんとか…本推しは外伝のグレイくんです!ありがとうございます〜!!こっちは多分あまり来なくなるので、向こうの方が私としてはありがたいです…! (2018年8月25日 22時) (レス) id: 96d787d18f (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬぬ(プロフ) - 本当にそれ!!!乳酸菌さんは誰好き??あ!それと続編おめでとう!どっちでお話する?? (2018年8月25日 16時) (レス) id: 62aeac2e51 (このIDを非表示/違反報告)
乳酸菌(プロフ) - ぬぬぬさん» 主人公ズですか!かっこいいですよね! (2018年8月22日 23時) (レス) id: 96d787d18f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:乳酸菌 | 作成日時:2018年7月20日 1時

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