【東リベ】女王VI【男主】 (ページ34)

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「稀咲の野郎は高みの見物か…
天竺を潰さねえと、彼奴には辿り着けないってことだな。
とことん汚え野郎だぜ。」

「天竺400人対東卍50人。
この圧倒的な数の不利をどうするか?
楽しませろよ、東卍!!」

「まずはお前が出ろ…獅音。」

イザナの命令で前に出たのは、斑目獅音。

「今日の " 魁戦 " は俺が引き受けた!!
黒龍元総長!天竺四天王・斑目獅音!!!」

「東卍は誰が出る!?」

魁戦＿＿S62世代で流行った儀式の一つ。

タイマンで後の全面対決を盛り上げる役目を持つ行程。

ここは俺が出た方が…

「＿＿テメェの相手は俺だ。」

『!ぺー…』

「お嬢。アンタは今日 " 総長代理 " だ。控えてろ!」

「東京卍會参番隊隊長代理・林良平だ。」

「どーーーでもいい!!東卍は全員俺一人で殺る。」

「…この魁戦は大事だぜ。
勝った方のチームの士気が上がる。」

「大事さに気づいたか。もうおせーけどな。
獅音は天竺きっての " 狂犬 " だ。」

『お前もわかってないよ、イザナ。ｳﾁのぺーを舐めすぎだ。』

「…?」

「お前らさっきからよォ…」

「!!?」

ｺﾞｯ

「何言ってっかわかんねぇんだよ!!!!!」

斑目獅音が一発でぺーに沈められる。

その事態に天竺側には動揺が走った。

「タカちゃんが言ってた。
" ぺーやんはアホだけど、腕っぷしなら俺より上だ " ってね。」

「日本語喋れ、コノヤロー」

「四天王を一発…!?」

「これが東卍!?」

ｶﾗﾝ、

「楽しめそーじゃん、東卍。」

「お嬢!!＿＿＿後は任せた。
開戦の狼煙はお前が上げろ!!!!」

…ありがとう、ぺー。

『お前ら、準備はいい?』

「ああ。」

「いつでもいいぜ。」

「大将。」

『東京卍會総長代理兼十一代目黒龍総長・花垣 A。
東卍のトップに与する " お嬢 " として、代理の役目を担う者。』

『＿＿＿＿稀咲!!』

「花垣 A＿＿＿」

『長い戦いはここで終わりにさせる。』

「今日、白黒つけてやるよ!!」

『＿＿＿＿遅れるなよ。着いて来い!!!』

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