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「ご機嫌よう、Aくん!
優しい私が様子を見にきました…よ…って、それは先ほど入学式で暴れたモンスター…!?
追い出したはずなのに、何故ここに!?」
「いや、それにしても…随分と懐いていますね…?」
クロウリーはAの肩に乗っているグリムの姿を見て、ふむ…と何か考える様子を見せた。
「なんと……まさかモンスターを従わせることが出来る人がいるなんて。
ふぅむ…私の教育者のカンが言っているんですよねぇ」
「貴方には…調教師や猛獣使い的な素質があるのではないか、と」
何を言ってるんだろウ、この人。
『…学園長。』
「おや、どうしました?」
『グリムを、ここに置いてあげられないかナ。
グリムは確かな夢を持ってこの学園に通いたがってるかラ。』
「…可愛い貴方のお願いです。聞いてあげたいのは山々ですが…闇の鏡に選ばれなかった＿＿しかもモンスターの入学を許可する訳にはいきません。」
「Aくんが授業の補助や雑用をしてくれているように、…そうですね。
雑用係として仕事をしてくれるのであれば、ここに滞在することを許しましょう。」
雑用係ということで渋っていたグリムだったが、やがて納得したように頷いた。
「なんだかもう眠いんだゾ…」
『今日一日でいろんなことがあったみたいだもんネ。好きなところで寝ていいヨ。』
「ふなぁ…オレ様、Aと寝る〜…」
『わかったヨ、一緒に行こうカ。』
「な、なんて羨ましい!!!私なんてまだAくんの寝顔だって見たことないのに…!!」
『ちょっト、変なこと言わないでくれル?』
「変なことじゃありませんよ!!
私は貴方を本当の雛鳥のように大事に大事に思って…!!」
『わかってるヨ。』
「…えっ」
『学園長がボクのことを可愛がってくれてるのはわかってル。
…ありがとウ、ワガママを聞いてくれテ。
ボクのこと、守ってくれテ。』
「…A、くん…」
「なんて…なんて良い子なのでしょう!!!!!私の雛鳥!!
今晩は冷え込みますから、あったかくして寝るんですよ!!!!!」
大声で叫びながらガラス窓から超速出ていってしまった。
…騒がしい人だナ。
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レモン - コメント失礼します。すごく面白かったです！！私夏目くん結構好きだしツイステも推してるので見つけたとき飛び跳ねましたW最近は更新されてないようですが、無理をせず頑張ってください！応援してます！ (2023年2月19日 16時) (
レス) @page16 id: 069557edb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋真
| 作成日時：2022年12月6日 2時
