5 ページ5
.
「お、良いとこに」
「へへ…相変わらずキレーな顔してんじゃん」
『……どいテ。』
ああもう、またカ。
名門NRCといえど、何処の学校にもこういうチンピラはいるらしイ。
「冷てぇなァ…少しくらい相手してくれよ」
下品な笑い方。
ホント、嫌悪感しか湧かないナ。
下心見え見えなんだヨ。
『…邪魔。ボクに何の用?』
「おお、怖い怖い。キレーな顔だからおっかねぇなぁ」
「ヒャハハ、お前状況わかってねェのかよ」
『嗚呼…くだらなイ。
悪いけド、ケダモノの相手をしてる暇なんかないんだよネ。』
どうやら気に障ったらしイ。
事実だろうにネ。
Aの方へと燃え盛る炎が飛んでくる。
『…ホント、バカ。』
ボクが心配しているのは自分の身なんかじゃないのニ。
喧嘩をうってきた上級生達の姿が消え去った。
炎も風に吹かれて消えてしまっている。
それを見てAはため息を吐いていた。
『…ボクに魔法は効かないんだかラ、気にしなくて良いのニ。』
まだ近くにいる筈ダ。
流石にこのままでは目覚めが悪いシ。
確か奥に使われていない教室があったはずだけド…
ぁ、ここカ。
扉を開く前から寒気がしてくル。
嫌な音と呻き声が中から聞こえてくる。
扉を開け放ち、周囲を見遣った。
先程の上級生達がボロボロの状態で転がっている。
『……やりすぎだヨ。』
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 128人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レモン - コメント失礼します。すごく面白かったです！！私夏目くん結構好きだしツイステも推してるので見つけたとき飛び跳ねましたW最近は更新されてないようですが、無理をせず頑張ってください！応援してます！ (2023年2月19日 16時) (
レス) @page16 id: 069557edb4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：緋真
| 作成日時：2022年12月6日 2時
