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「俺はミドルスクールの頃、とにかく荒れてて…しょっちゅう学校サボって毎日ケンカに明け暮れてた。
教師の名前はいつも呼び捨て。
ガラの悪い先輩とツルんで、髪の毛なんかもその頃はメチャクチャ脱色してたんだ。」
「マジカルホイールで峠も攻めてたし…魔法を使えないヤツに魔法でマウントを取ったりするどうしようもない不良だったんだ。」
「今時なかなか見ないくらいテンプレなワルなんだゾ!」
ドワーフ鉱山の時もいイ、その片鱗は割と見えてたけド…
「でも、ある夜…俺に隠れて、泣きながら婆ちゃんに電話してる母さんの姿を見ちまったんだ。
『自分の育て方が悪かったんじゃないか』。
『片親なのがよくなかったんじゃないか』って。
そんなわけねぇのに…母さんは何も悪くねぇ。
悪いのは全部俺だ。」
「だから、名門ナイトレイブンカレッジから迎えの馬車が来た時、すげー喜んでくれた母さんを今度こそ泣かせないって決めた。」
「今度こそ、お母さんが自慢できる優等生になろうって決めた…。」
なるほド。
だからあのシャンデリア事件の時もあんなに焦っていたのカ。
挽回のチャンスを初日に失いたいわけないもんネ。
学園長に懇願していたデュースの姿は今でもよく覚えている。
『でもネ、デュース。
我慢することだけが優等生じゃないヨ。』
「…え?」
「オレ様だって、さっきの不良どもにはあと10発くらいパンチしてやりたかったんだゾ!!
まあ、オレ様の前にお前がやっちまったけどな。」
『勿論程度というものはあるけれド…正直スカッとしたヨ。』
「っ…!!」
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続く (更新停止中)
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レモン - コメント失礼します。すごく面白かったです！！私夏目くん結構好きだしツイステも推してるので見つけたとき飛び跳ねましたW最近は更新されてないようですが、無理をせず頑張ってください！応援してます！ (2023年2月19日 16時) (
レス) @page16 id: 069557edb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋真
| 作成日時：2022年12月6日 2時
