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「バレー部に、入るんですか。」
『…そうね。正直、まだ迷っているわ。』
「迷う必要なんかどこにもないデショ。
どこまでお人好しなんですか。」
『先生は言っていた。
私にはまだバレーボールが必要だと。
私はまだ、バレーボールを諦めきれていないと。
…バレーボールをやっていた私の笑顔をよく、覚えていると。』
言葉を重ねるごとに、月島の表情の歪みは増していった。
歯を食いしばって、それでもAの口から溢される言葉を拾い集めていたようだった。
『今日、本当に久しぶりにバレーボールを見たわ。
正直…あれだけ気分が高揚したのは久しぶりだった。
不思議よね、遠ざけてたのは自分なのに。
どうしようもなく、あの熱を手放すことはできていなかったの。』
『今日少しの間だけど、練習を見させてもらって…このチームは、もっと上にいけると思った。
出来ることなら、私が彼等の望む場所まで飛ぶ手助けをしたいと。』
「ッ貴女があの時何をされたか忘れたわけじゃないでしょ!?
バレーボールをやってて、奴に目をつけられて、あの事件が起きて…ッアンタはどれだけ苦しんだ!?」
Aの両肩を掴み、月島は怒鳴った。
不思議と怖くなかったのは、月島の肩を掴む手が、その声が、震えていたからだろうか。
泣きそうな顔だ。
不安で押し潰されそうな、そんな表情。
『＿＿＿それでも、思い知った。
後ろばかり向いてはいられないことを。
私は、踏み出さなければいけない。
いつまでも…過去に縛られているわけにはいかないものね。』
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奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年10月20日 17時) (
レス) @page4 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
時 雨 ! !(プロフ) - わ、、、めちゃくちゃ好きです、、、🙌🙌設定が好みで文章も読みやすく、分かりやすく素敵な作品で青城との試合がとても楽しみです！！👊お体にはお気をつけて、更新頑張ってほしいです！🙏💞 (2022年9月19日 0時) (レス) id: dee2fbc24a (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - これからも更新楽しみにしてます😊🙏 (2022年9月18日 23時) (レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
緋真(プロフ) - コメントありがとうございます💕うぎゃーー！！！Σ( ；∀；)青城に意識持っていかれすぎてしまってました…ありがとうございます！ (2022年9月18日 21時) (レス) id: f05e33fc37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - あまりない設定なので引き込まれてしまいました😊🙏素敵な作品で続きがきになりました😆差し出がましいようですが、、5ページ目なのですが青城となっておりますが北一ではないでしょうか？？ (2022年9月18日 19時) (レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋真
| 作成日時：2022年9月18日 6時
