_裸の王様を愛した聖騎士II_

Leveret and Walkure ページ36

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＿＿ 観客席 . Ra*bits









「いいか、お前ら!
ちゃんとしっかりしておかないと、本当に後悔することになるからな!」


「わ、わかりました、に〜ちゃん!」


「でも、どうして皆そんな警戒してるんですか?
あの変態仮面からはAさんって人はとっても素晴らしい人だと聞いてるんですけど…
…まあ変態仮面が言う素晴らしい人っていうのは、あんまりアテにしてなかったですけど。」


「いや…あの人は本当に凄い人だ。
演技、歌、ダンス、パフォーマンス、曲、そして舞台設計に衣装…何一つ手を抜かないで自分の考えでやり抜くだけの実力がある。
そしてそれら全てが、あの人が表現したい世界が現実になったかのように錯覚させる。」









なずなの言葉に、三人は首を傾げた。









「んんん…なんだか難しいんだぜ〜…」


「俺が見た感じだと、…あの人はあの天祥院英智を超える実力を持ってる。」


「か、会長さんを…?」









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＿＿ 観客席 . Valkyrie









「当然なのだよ。
我等が '' 神子 '' はそれでこそ。
あの '' 皇帝 '' などがあの方を超えられるわけがない。」


「せやなぁ、A兄ィはお師さん達を率いてきたすっごい人や」









'' カーッカッカッカッ!! ''

独特な笑い声を上げつつ、斎宮はfineの席にいる英智を鋭く睨み付けた。









「我等の最愛の '' 神子 '' を縛り付け、壊した奴だけは…僕の青春を奪い去った奴だけは絶対に許さないのだよ。」


「お師さん…」


「影片、サイリウムは持ってきているかね。」


「え、ぁ、ここにあるで、お師さん!
お師さんA兄ィ大好きやから、いっぱい使うかなと思って結構貰ってきたんやけど…」


「フン、今回ばかりはよくやったのだよ影片。
とりあえず9本寄越したまえ。」


「えっ、そんな持つん!?俺二個しか持てないやん!!」

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