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天使ちゃん ページ4

「あーん」








「ん…おいし〜」








「ありがと、まふゆち…えっと…まふ、細いからちゃんと食べなね」






「……考えとく」









「ばか、たべなさい」






まふゆちゃんがお弁当を持ってきていないので餌付けをしていたところだ。
というかまふゆちゃんめちゃめちゃ細い。手も骨ばっている。





「Aちゃんがお嫁に来たら食べるなあ〜」






ピクリと肩が反応する。お嫁さん。そんな約束したなあ。
そしたら赤い糸を薬指に巻き付けてくれて…

まふゆちゃんは口を手にあてて上品に笑った。







「ぜったい結婚しようね」









なんだかそう言ったまふゆちゃんは可愛いはずなのになぜかカッコよく見えてしまって一気に顔に熱が集まる。






「返事は?」






そうやって言って顔を覗き込まれる。
無駄に顔が近くて更に顔に熱が集まる感覚。









「う、ぅん…?」









そう返すとまふゆちゃんは満足したように
ニコって微笑んで…でもすぐニヤって顔に変わった。

それでこう呟くんだ。









「へへ、顔真っ赤だよ」









私の可愛い大天使、私が知らないうちにかっこよくなってたりして…?

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作者名:結萌 | 作成日時:2021年8月22日 7時

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