会いたい…46 ページ34
花宮side
念の為今井には言おうと思って呼び出した
「おい…桜華も居ないからお前もいる必要ないだろ」
「なんで居ないんですか」
「来なくていいって言ったんだよ」
「先輩のばか!最低!何言ってるんですか!」
今井に怒鳴られた。この間までの態度と違うじゃねえかめんどくせぇ…
「Aちゃんが辞めたいって言ったんですか?」
「…」
「あー、もう、…今日の午後呼びましょ?」
「なんで俺が…」
「全員に言ってないでしょ!まだ戻ってこれるじゃないですか!」
「ならてめぇが呼べばいいだろ…」
「先輩じゃないとだめでしょー!」
女子怖い。
「わーったよ。」
「先輩!!」
「行くかは別として」
「…先輩」
_―_―_―_―_―_―_―_―_
「休憩!桜華ぁこのデータ……」
いなかった。
タオルとドリンクの準備ま、今井は慣れてとても手際がいいのだがAがいたときはもっと早かった
「秘書が…」
右腕的存在がいなくなったことに気づいた。このくらい…作業効率が低くなるだけだ…慣れれば問題ない。
「なあ桜華この組み合わせ……って」
「どうしたんすか?花宮サン」
またやってしまった。しかも間違えて話しかけてしまった
「今日桜華ちゃん居なくて寂しいっすよね」
にやにやしながら言う鈴木。
「今井ちゃんがさっき、体調不良って言ってたけど…大丈夫かなぁ。きょうの約束も来れないのかなぁ」
「…?約束??」
「今日の午後、出かける約束してるんですよー。おれの―――」
出かける約束…?こいつと?赤崎とも結構仲良く見えるし…まずこいつと付き合ってるのか?この間のコンビニもあるし…の前にどういう関係…
「先輩聞いてます?ねー先輩?」
「あ?」
「す、すいません!怒らないでください!」
「怒ってねぇよ…あと、具合悪いから行けねえってよ。」
「へっ」
「聞いた。」
「わかりました!了解です!」
嘘だけどな
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作者名:雪空 | 作成日時:2017年12月5日 0時