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会いたい…45 ページ33

原side


「ん〜〜解放!!!」

テストが終わって今日まで部活がない!最高!

帰ろうとしたらAちゃんが花宮を呼ぶ姿が見えた。懐かし〜〜〜邪魔しちゃおっかな〜w


「花宮先輩、お時間よろしいでしょうか」

「なんだ。すぐ済ませろよ」

余計な一言がでてくる。相変わらずだなぁはなみゃーはw

「何も言わないでいいんですか?」

「あぁ。俺が全部処理してやる。だから何もするな。

用事はそれだけか。さっさと行け」


処理???何の?
て言うか冷たすぎでしょw
どーしたの花宮


「…わかりました。さよなら」

下を向いていたから表情はよくわからなかった。
Aちゃんに…さっさと行けだなんて。あーもう。クソ…。

嫌な予感がして咄嗟に呼んだ。


「花宮〜!」

「…チッ…なんだよ原ァ」

「今の話何?」

「関係ない」

「言えよ」

そんなに睨むことないじゃん。怖いわ

「…解放してやっただけだ。無理矢理も悪いだろ」

「辞めさせたのかっ!?」

「来なくていいって言っただけだ。」

「二人とも最近元気ないと思ったら…花宮の馬鹿!」


それだけ言って追いかけた。






「…俺だってどうすりゃいいかわかんねぇよ、ばぁか。」







「Aちゃん!」

「あ、原先輩。お久しぶりです」

「久しぶり〜!ねえ、明日の部活何時からだっけ〜?」

…聞けない!いつもだったら聞けるのに!


「予定表に書いてましたけど…いつも通りでしたよ、たしか。私に聞かなくてもクラスにいるでしょう、先輩」

「なくしちゃってさ〜。そーんな悲しいこと言わないで!原ちゃん泣いちゃうゾ」

いつもだったら冷たい目で見るのに、今日はクスッと笑った

「原先輩…相変わらずですね。少し待ってくださいね」

そう言いポケットからスケジュールノートがでてきた。

「えっとー、明日の予定はいつも通りで合ってますよ!日曜日は休みです。…私スケジュール帳もう1冊ありますのでこのノート差し上げましょうか?」

気の利くAちゃん。
嘘つき。それしかないくせに。辞めるから言うの?


「わかった、ありがとうAちゃん!
え!それはいいよーこまっちゃうでしょw

…ねえ、辞めちゃうの?」



「…知ってたんですね。辞めますよ、私」

「強引だったから楽しくなかった?」

「いえ…!そんなことは…ない…です。あのっお世話になりましたっまた話す機会があれば宜しくお願いしますっ!失礼します!」

後ろ姿はどんどん小さくなった。




「あんな顔させちゃダメでしょ」

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作者名:雪空 | 作成日時:2017年12月5日 0時

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