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会いたい…44 ページ32

「桜華ちゃーん」

「んー?」

「おしえてくーださい」

「いいよ」

隣の席の男の子が話しかけてきた。バスケ部の子だからまあ話せる。鈴木裕翔くん

「あ!私も!!」

私の後ろの席の子が言った。天然パーマをポニーテールにしてる子。片山なずなさん。

「なず、今俺が聞いてるだろ〜」

「裕翔補習してもらってるじゃない!けち!」

「まあまあ二人とも。同時でいいから…」

「「ありがとう!!」」

この2人って仲良いなぁ。
数分後…

「ばかゆうと!」

「あほなず!」

「普通そこは代入だろ!!」

「あんただって符号すら間違えてるじゃない!」

「「ね!桜華ちゃん!」」

「どっこいどっこいだよ!鈴木くんは昨日そこ勉強した!補習で!復習せぇ!」

「片山さんは突っかかりすぎ!最初に習った単元忘れてるからそこから!きいていいから!」

少し縮こまった2人だがまた

「ゆうと/なず のせいで!」

「ふ〜た〜り〜と〜も〜…」

「「ごめんなさい!」」

わかったならよろしい…。どうして2人急に来たんだろ。珍しいなぁ。学力そんなに心配じゃないのに

「こーら、困らせないの」

「Aも珍しいね。」

「あ、二人とも。」

「トップ3が揃ったよーー」

「神々しいわ」


神々しくないよ…勉強しなさいと促した


「お前ら痴話喧嘩するなら他所でしろよなー」

「「夫婦じゃない!」」

「幼馴染だもんね」

「そう!」

「ただのね!」

ただの幼馴染には見えない。というか……

「勉強、するの?しないの?」

「あー、もう明日からだな!」

フミの言葉にやっと我に返る

「しかもバスケ部は上位狙ってるしね…監督が

クラスもトップ狙ってたね。先生が鼻高々と言ってた」

ケイの言葉にさらに2人が我に返る

「私がみた感じだと二人とも問題ないから大丈夫と思うよ」


それでも心配なところは聞かれた。ケイとフミもいたから良かった。

「他のバスケ部員も問題ないね。逃げた日からいつも以上に頑張ってたし」

「うん。大丈夫だよ」

なら心置き無く辞めれますわぁ


「お前ら、珍しいな。Aと話すなんて」

「あー、こいつが話したい…っでぇ!なんで蹴るんだよ!」

「言わない約束でしょう!もう!」

「普通に話しかければいいのに…」

「は、恥ずかしいの!だから…部活おなじゆうとに頼んで……て、もう!いいでしょ!ちょっと話してみたかっただけ!」


「…仲良く…なりたいの」


「みんな早く帰ろーよー」

何話してるのかな?仲良いなぁ

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作者名:雪空 | 作成日時:2017年12月5日 0時

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