36話 ページ38
Aside
「もし、協力出来るって言うなら1つ提案あるけど
2人はどうなの？」
『賭けてみる？』と少し意地悪っぽく言ってみる
「……はぁ、わぁったよ。
やればいいんでしょ、やれば！
＿＿＿＿……で、どんな作戦？」
◇◆◇
....。
「アオイ……ほんとにその作戦上手く行くのかよぉ
……こわ……いや、不安なんだゾ」
「あれ〜グリム様怖い？
まぁ、仕方ないか
こうなったら腹括ろうよ」
「ははっ、カタくなりすぎ気楽に行こうぜ」
「んじゃ、パパッとやりますか！」
◇◆◇◆◇
....。
「やい、バケモノ！
コ、コココッチなんだゾ！」
グリム様は作戦通り、坑道の入り口から大きな声
で叫び坑道内にその声を響かせ
さっきの顔のない化け物が姿を現す
おっ、よしこっちに視線来た
「ギャッ！来た！アオイ〜！」
「ここだよ怪物さんこっちおいで…♪」
「グルッ！？ コッチニモ…ドロボウ……
ワダサヌ……オデノ……オデノ！！」
今度は俺が大声を出し、囮になる。
うっわ、あの1発で岩を割りやがったアイツ
「ぴゃっ！あんなパンチ
当たったらひとたまりもねぇんだゾ！」
死んでまうよグリム様
「なるべく坑道から引き離すよ」
「ぎええ！コワイ！！」
ウン、ワカルヨ！トッテモ！！
だが、怪物は図体がデカいので動きが遅い
『この』戦いでは有利な方だ
「デデイケ！デテイケ！！」
「だいぶ洞窟から離したんだゾ！」
今なら
「今だっ！」
「オッケー、お任せ！いくぜ、
特大突風！」
「アーンド・グリム様ファイヤースペシャル！
ふな゛〜〜〜〜〜〜っ！」
おっふ
小学生の頃思い出すわそのネーミング
「グアアアア！！？」
蒼い炎の竜巻は見事怪物に直撃
怪物は苦しそうに呻いている
「どーよ！グリムのしょぼい炎も
オレが風で煽ってやればバーナー並の火力だぜっ！」
コイツ…
爽やかな顔してひでぇこと言ってやがる
「ショボくねーっ！
ほっんとにオマエ一言多くてムカつくんだゾ！」
うん、わかる本当にね
さっきの口撃で怪物もかなり怯んでいる
今がチャンスかな
「デュース君、今だよ！」
「落ち着け……よく狙うんだ…
俺が知る中で一番大きく……重たい……
いでよ、大釜！」
「グアアッ！？」
《ガチャンッ！！！》
ごめん、変なとこツッコむね
なぜ大釜…？
重いのはわかる、けど
例えばコピー用紙の束とか1tトラックとか
この世界にはないのか
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紙粘土 - ご指摘ありがとうございます!すみません、単なる誤字です。すぐ修正致します。 (2021年10月24日 20時) (
レス) id: 0355e6519f (このIDを非表示/違反報告)
傷口ジャム - 初めまして。このお話とても面白いです。読んでいて気になったのですが、学園長が男主くんのことを「貴女」と呼んでいますが、男性なので「貴方」ではないでしょうか…お話の中で何か解説があったなら申し訳ございません。これからも応援してます。 (2021年10月24日 16時) (レス) @page9 id: f7eb6a98f0 (このIDを非表示/違反報告)
紙粘土 - ありがとうございます! (2021年10月19日 19時) (レス) id: 0355e6519f (このIDを非表示/違反報告)
学校めんどくさい - この話めっちゃ好きです更新頑張って下さい (2021年10月19日 19時) (レス) @page29 id: a222e10854 (このIDを非表示/違反報告)
紙粘土 - ありがとうございます!これからも更新頑張ります。 (2021年10月19日 19時) (レス) id: 0355e6519f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紙粘土 | 作成日時：2021年10月16日 12時
