27話 ページ28
Aside
地面へと落ちていったシャンデリアはキラキラと綺麗に
破片となって弾け飛んでいった
「ォエッ！ゲホッゲホッ！！信じらんねえ！」
「ふにゃぁあぁ……」
「し、しまった！
捕まえた後の着地のことを考えてなかった……！」
「おっま…………
バッッッカじゃねえのおお！！！！？？？？」
「...ぁ......あ」
そんな会話が聞こえないよう、俺はゆっくりと『それ』に近ずいて座り込む
粉々となったシャンデリアの破片をひとつひとつ掴み、集めていく
綺麗だったのに、美しかったのに
俺達の個人的な事情で壊してごめんね
そう思いながらゆっくりと形を直そうとしていたのだが...
「グリムは捕まえたけどシャンデリアぶっ壊したのが
学園長に知れたら……」
「知られたら……何ですって?」
...どうやら来ちゃったみたい
「あ………学園長………」
「あ〜な〜た〜た〜ち〜は〜〜〜〜ッ」
「一体何をしているんですか！！！！」
「っひぅ...がくえんちょー......ぐずっ..」
「「「「っ!?」」」」
「ア、アオイくんどうして泣いて...
って貴方落ちたシャンデリアを素手で、早く離しなさいっっ!」
「ハッ、泣き落としってヤツ...?
高校生にもなって、辞めといた方がいい...ぜ」
「ぐずっ.....成人男性...です....」
「「えっ...?」」
「アオイ君、言ってなかったんですか...」
「....っはい...」
忘れてた
「ってそれよりも早くガラスを離しなさい!!」
「...いやだ」
「危ないですからっ!」
「いーやぁーだー」
「センセ―、俺このシャンデリア作ってみたい...です」
「はぁ、それは別に構い...ませんが貴方に作れますかね?」
「石像に傷を付けただけでは飽き足らず
シャンデリアまで破壊するなんて！
もう許せません。全員、即刻『退学』です！」
「「えええええ〜〜〜っ！！？？」」
「当たり前です!!」
そうだー
「そんな！どうかそれだけはお許しください！
俺はこの学校でやらなきゃいけない事があるんです！」
「馬鹿な真似をした自分を恨むんですね。」
「許していただけるなら弁償でも何でもします！」
「このシャンデリアはただのシャンデリアではありません。」
「っ!?」
そりゃあそうだ
俺でも見ただけで分かる
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紙粘土 - ご指摘ありがとうございます!すみません、単なる誤字です。すぐ修正致します。 (2021年10月24日 20時) (
レス) id: 0355e6519f (このIDを非表示/違反報告)
傷口ジャム - 初めまして。このお話とても面白いです。読んでいて気になったのですが、学園長が男主くんのことを「貴女」と呼んでいますが、男性なので「貴方」ではないでしょうか…お話の中で何か解説があったなら申し訳ございません。これからも応援してます。 (2021年10月24日 16時) (レス) @page9 id: f7eb6a98f0 (このIDを非表示/違反報告)
紙粘土 - ありがとうございます! (2021年10月19日 19時) (レス) id: 0355e6519f (このIDを非表示/違反報告)
学校めんどくさい - この話めっちゃ好きです更新頑張って下さい (2021年10月19日 19時) (レス) @page29 id: a222e10854 (このIDを非表示/違反報告)
紙粘土 - ありがとうございます!これからも更新頑張ります。 (2021年10月19日 19時) (レス) id: 0355e6519f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紙粘土 | 作成日時：2021年10月16日 12時
