25話 ページ26
Aside
咄嗟に口をついて出たのはそんな言葉で
「人を捕まえる魔法！？足を止める、いや、縄で拘束する？
それとも……えぇっと……」
混乱しているようだ...。
そりゃあそうだ、俺も突然そんなこと言われたら少しは混乱する
「何でもいいからぶちかますんだゾ！早く！」
おい、無茶言ってやるな
「何でも！？なんでも、なん……
ええい！何でもいいから、いでよ！重たいもの！」
《《 ドガンッ！！ 》》
「ぐえぇっ！ ナンダコレ！？鍋！？」
「ぎゃははは！ 見てみろ、アオイ！
エースのヤツ、でっけえ釜の下敷きになって
ペッタンコになってるんだゾ！だっせーゾ！」
「ぷっ、あはははは!!」
痛そうとは思いつつ、笑ってしまう
「まさか大釜が出るとは
ちょっとやりすぎたか……？」
「いや、全然ダイジョーブ
むしろてんきゅー」
「...そうか?」
「あいたた……っ」
「いーじゃんかよ。窓拭き100枚くらい
パパッとやっといてくれたってさー」
はぁ
「パパッと出来ないから『3人でやれ』ってセンセ―に言われてんの」
「出来ていても『学園長命令』だから罰や注意を受けんのは“お前”」
「えぇ〜...?」
「罰で窓拭き100枚って……
一体君たちは何をやったんだ？」
「今朝、そこの毛玉とじゃれてたら
色んな被害がちょーっとだけでちゃっただけ」
「もしかして、そこのソイツの傷もお前達がやったのか
それは怒られるに決まってるだろう。」
「せっかく名門校に入学できたってのに初日から何をしてるんだか……」
それな
オ前、常識人安心スル
「チッ」
「……るせーなぁ。つーかお前、誰？」
「僕はデュース。『デュース・スペード』
クラスメイトの顔ぐらい覚えたらどうだ？
えーと………」
おい
「お前も覚えてねーじゃん」
「ご、ごほんっ！！」
おい、誤魔化すな
「と、とにかく！
学園長からの命令なら、真面目に取り組むことだ」
「はいはい。わかりましたよ〜っと……
んじゃ、パパッと始めますか。…………ん？」
ん...!?
おやおやおやグリム様
ふざけんな
今度はお前かよ
「あっ！毛玉がいない！」
毛玉扱いで草
．
「へっへーん！
あとはオマエらに任せたんだゾ！」
「ばいばーい！」
「あんにゃろ〜、オレを身代わりにしたな！？」
「...追いかけるか」
「おい！えーっと、ジュース？」
「なっ、ジュースじゃないデュースだ！でゅっ！」
でゅっ!でゅーす
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紙粘土 - ご指摘ありがとうございます!すみません、単なる誤字です。すぐ修正致します。 (2021年10月24日 20時) (
レス) id: 0355e6519f (このIDを非表示/違反報告)
傷口ジャム - 初めまして。このお話とても面白いです。読んでいて気になったのですが、学園長が男主くんのことを「貴女」と呼んでいますが、男性なので「貴方」ではないでしょうか…お話の中で何か解説があったなら申し訳ございません。これからも応援してます。 (2021年10月24日 16時) (レス) @page9 id: f7eb6a98f0 (このIDを非表示/違反報告)
紙粘土 - ありがとうございます! (2021年10月19日 19時) (レス) id: 0355e6519f (このIDを非表示/違反報告)
学校めんどくさい - この話めっちゃ好きです更新頑張って下さい (2021年10月19日 19時) (レス) @page29 id: a222e10854 (このIDを非表示/違反報告)
紙粘土 - ありがとうございます!これからも更新頑張ります。 (2021年10月19日 19時) (レス) id: 0355e6519f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紙粘土 | 作成日時：2021年10月16日 12時
