４６話 ページ46
＊
「…よし、出よう」
携帯は……GPS付いてるしユンギ先生に没収されてるし諦めた
今はとにかく逃げる事を考えた
三人でユンギ先生のマンションを出て、一先ずグクの家に向かうことにした
グクの両親も今は海外へ出張している為、グクは一人暮らし状態だったから
道端を歩いてると、目の前から見覚えのある人が歩いてきた
「っ…！！」
パーカーのフードを深く被ってるけど分かった
__________キムテヒョン
「ヒヒ、脱走したの〜？」
あっちも気付いたのか話し掛けてきた
キムテヒョンは敵 、ユンギ先生の味方 ……
「！！テヒョニヒョン……」
「ジョングギ久しぶり〜 、そんな警戒して見ないで？ユンギヒョンの命令なんてもう俺は聞いてないし赤の他人だよ。俺は俺でやることあるから…」
そう言ってポケットから取り出した煙草に火をつけて歩いて行ったキムテヒョン
安心……なのか、だけど読めない人
何をしてる人なのか、全く分からないけどユンギ先生とはまた違った警戒心を持ちそう
「……っ」
グクは悔しそうにキムテヒョンの後ろ姿をじっと眺めていた
そっか、グクも一応はユンギ先生に……
「ほら、さっさと行くよ？」
ヒジュが気を使ってくれたのか、グクの背中をグイグイ押し歩き始めた
「ちょ、押すなよ……！」
ヒジュやグクが助けてくれなかったらどうなってるんだろう
あの時、グクと電話をしなかったら
今日の夜はオッパが帰ってくる日
早く、早く会いたい
「よし、着いた〜」
グクの家はお金持ちなのでこの辺じゃ目立つ大きな一軒家
でも今はここに一人で暮らしてるって寂しくないのかな……
「「お邪魔します」」
ヒジュと声を揃えてグクの家に入った
いつもグクから漂う石鹸のようないい香りで家の中は充満していた
「A、お兄さんが帰ってくるまでここに居な？んでちゃんと住所教えるからここまで迎えに来てもらうんだよ」
「うん、ありがとうグク」
グクが少し年上のお兄さんみたいに感じた
友達には恵まれてるのかも、私
ユンギ先生が学校から帰ってくるのは19時頃
オッパが日本に着くのもその位 …
ユンギ先生にバレないように
グクの家に居るなんてバレたら終わりだ
それまでにオッパが来ますように
ただそれを祈る事しか出来なかった
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(名前)ほの(プロフ) - 狂愛もっと出してください！この話大好きです！ (2019年3月30日 0時) (
レス) id: 2cfdb04369 (このIDを非表示/違反報告)
シズニ NCT - 更新いつしますか? (2018年10月30日 19時) (レス) id: a4c43c4849 (このIDを非表示/違反報告)
莉衣＊(プロフ) - スノーさん» パスワード解除しました><お待たせしてすいません！ (2017年4月4日 16時) (レス) id: ba24f0ec1d (このIDを非表示/違反報告)
莉衣＊(プロフ) - migiyuさん» 編集中の為一時パスワードを付けさせていただきました。解除したので良かったらお目を通し下さい^^ (2017年4月4日 16時) (レス) id: ba24f0ec1d (このIDを非表示/違反報告)
莉衣＊(プロフ) - Re:さん» Re:さん初めまして！コメントありがとうございます^^大好きだなんて嬉しいお言葉ありがとうございます(T^T) (2017年4月4日 16時) (レス) id: ba24f0ec1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉衣＊ | 作成日時：2017年3月10日 0時
