君 が 欲 し い 依 存 症

２５話 ページ25

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幸い携帯は持たせて貰える、まあ正直今までとそんなに変わらない
ヒジュとも遊べるし、放課後寄り道も出来る





その分をGPS付けられているしカトクのやり取りはユンギ先生のパソコンに送られるようになってる






だからヒジュに助けを求めたり逃げたりは出来ない








上手く出来ているよね 、本当に 。
単に今監 禁しても周りに不自然に思われるだろうし私がちゃんとユンギ先生の家に帰るって約束してるからそれなりの自由は与えられる






自由 ？監視されてる時点で自由も何も無い






この先どうなるんだろう 。







一生ユンギ先生の元にいなければいけないのかな
だけど、人間だし飽きたりするよね … ？








そのうち解放してくれればいいな 、何てこの時はまだ本当に監 禁の意味も分かっていなかったし甘く見ていた








今日はもう寝よう ……
早くヒジュに会いたい 、









__________







「……ん 、」





カーテンの隙間から太陽の日差しがとても眩しい

もう朝かあ 。






何か先生の家に居るのにこの余裕感というか、何も無い感じはなんだろうか






昨日まで本当に怖かった 、だけど今は別に
言うこと聴けば大丈夫なんだなって







だけど、ここは本来先生のベッドのはず 。隣には形跡すらなかった






気を使って別の部屋で？そんなまさかね ……





制服に着替えてリビングへ行くと パソコンデスクの上で寝ているユンギ先生の姿が







『作詞作曲をしている』





そういえば ……徹夜だったのかな ？

そのへんにあったブランケットを先生の肩に掛けてあげた






… お腹空いたし何か作ろうかな、キッチン借りますねユンギ先生






しばらくひとり暮らしをしてたから料理は普通に作れる
朝ごはんは〜フレンチトーストかな 。







作っているといい香りが漂ってユンギ先生が起きた





「ん …A…？」





「先生、おはようございます。キッチン借りてます…」





目が完全開いてない先生は擦りながら椅子に座る




丁度完成したフレンチトーストとコーヒーを机に置くとユンギ先生は驚いた表情で私を見た





「これ、お前が…？」



「はい、良かったら食べてください」





ユンギ先生は驚いてる。普通に接してる私にね
そりゃ昨日までブルブル震えてから 。




でも先生、私はそこまで弱くないよ









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