検索窓
今日:1 hit、昨日:7 hit、合計:753,445 hit

22話 ページ22










「嫌わ…ないで ……」







真っ直ぐな視線と少し震えた声
本当にユンギ先生なのか疑う位とても切なく聞こえた





私は素直に頷くことしかできなかった
弱々しいユンギ先生 ……





「先生、私逃げないから。ユンギ先生の前から逃げません…でも縛ったりしないで下さい」







なんか私 、すごく冷静になったなあ
さっきまでの恐怖感もどっかに行ったみたい






「ん、分かった」






すんなりと受け入れてくれたユンギ先生は手足を解放させてくれた
やっぱり赤くくっきりと痕が残ってしまった






「綺麗な肌に傷付けちまったな……」






ユンギ先生は申し訳なさそうに私の手首を見つめた
今更…そんな優しくされたって 、







この人は油断できない
でも素直に言うことを今は聞いていよう


そうすれば、何もされない







突っかかるのは明日から来るという転校生……
まあ当たり前に私達に絡んでくるはず








もう色々と面倒臭いなあ








私は普通に過ごしたいのに 、なんでこうなったんだろ
好きな人が出来て、その人も私の事が好きで。だけどそれはちょっと違くて ……







狂愛なんだって 、それは 。







好き過ぎておかしくなって 、間違った愛し方をしちゃうの。ねえ、ユンギ先生もそうでしょ?








今の先生は嫌いだよ、暴力振るし乱暴だし …









でも何だかんだ優しいよね 。私が大人しくすれば手も出してこない 、単純だ







だけど逆らったら ………… 殺されてもおかしくない









私とグクが楽しそうにしている写真にはグクがグチャグチャにペンで塗り潰されてるんだもん





ほら、これはジン先生との ……








綺麗に貼られてる写真は私がピンで写ってるモノ
それ以外は女の子でも邪魔と言ってるように掻き消されていた









「…腹減ったろ」








「んー、今は別に…今日はもう疲れたから眠りたいです。明日も学校だし」






「分かった 、寝室案内するよ」









連れてこられたのはユンギ先生も普段寝ていると思われる寝室

セミダブルの少し大きめのベッドがある







着替えも何も無い私にユンギ先生は部屋着を渡してくれた 。





「あ、そうだ…お風呂…」





すっかり忘れてた、何かベタつくと思った






「ん、そこでて左にあるから」






「借りますね」






少しでもリラックス…しなきゃな









23話→←21話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (247 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1762人がお気に入り
設定タグ:BTS , SUGA , ユンギ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(名前)ほの(プロフ) - 狂愛もっと出してください!この話大好きです! (2019年3月30日 0時) (レス) id: 2cfdb04369 (このIDを非表示/違反報告)
シズニ  NCT - 更新いつしますか? (2018年10月30日 19時) (レス) id: a4c43c4849 (このIDを非表示/違反報告)
莉衣*(プロフ) - スノーさん» パスワード解除しました><お待たせしてすいません! (2017年4月4日 16時) (レス) id: ba24f0ec1d (このIDを非表示/違反報告)
莉衣*(プロフ) - migiyuさん» 編集中の為一時パスワードを付けさせていただきました。解除したので良かったらお目を通し下さい^^ (2017年4月4日 16時) (レス) id: ba24f0ec1d (このIDを非表示/違反報告)
莉衣*(プロフ) - Re:さん» Re:さん初めまして!コメントありがとうございます^^大好きだなんて嬉しいお言葉ありがとうございます(T^T) (2017年4月4日 16時) (レス) id: ba24f0ec1d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:莉衣* | 作成日時:2017年3月10日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。