２０話 ページ20
＊
「…… ん っ」
あれ、私ったらいつの間に寝ちゃったんだろう
なんだか肌寒いし、手足に違和感がある
「や、何これ………」
先程まで着ていた制服は白くて薄いふんわりしたベビードールに変わっていて
手足はおもりがついた手錠を掛けられていた
完全に身動きが出来ない
あたりを見渡すと私の写真が万面なく貼ってある壁
ああ、さっきの部屋だ
丁寧にベッドの上に固定されている状態だ
ユンギ先生に捕まったんだ ……
きっとさっきの紅茶に睡眠薬を仕掛けられた
それよりも、グクが何故 私を ？
あの時、エレベーターに乗るグクは凄く辛そうな表情で私に「ごめん」と言ってるみたいだった
「…起きたか」
低い声が静かな部屋に響き渡る
ユンギ先生 ……
「何で、こんなこと ……」
ショックが大きかった。一度疑ってしまったけども先生は忙しい人 、作詞作曲までしてるくらいだからって 。なのにやっぱり先生だった
ストーカー行為も 、全部全部この人だったんだ
「お前が欲しい、ただそれだけだ」
ジロジロ私の身体を舐めるように見るユンギ先生
そうだ、今の格好 … ！！
恥ずかしくなり隠そうとするけど手足が固定されている為、自由に動かすことも出来なかった
普段隠れてる場所も透けて丸見えの状態
男の人にこんな姿見せたことないのに ……
「見ないで、ください ……」
「可愛い、恥ずかしいの？大丈夫だよ、ゆっくり可愛がってやるから」
そう言って先生はゆっくり私の頭を撫でた
それを私は優しいと感じ取れなかった
現にこの状況、１６歳からの私からしたら恐怖でしかなかった 。
もう家に帰れないんだろうか …どっちにしろ家には誰もいないけど、ユンギ先生の家にずっと拘束されたままなんて絶対に嫌だ
もう先生に対して純粋に '好き' という気持ちなんてとっくに消えていた
手錠が鉄のせいか、手首や足首がじんじんと痛み出す
ああ、これ痕がついちゃうな …
「なあ、何考えてんの？」
ガッと顎を片手で掴まれる
その目線はとても冷酷で、怖かった
「い …っ」
私は一瞬で動けなくなった
ユンギ先生がお腹を殴ったから
両手が塞がれてる私はお腹を押さえることも出来ない
このまま殺されちゃうのかな
「お前は俺のことだけ見てろ」
先生は冷たくそう言った
＊
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(名前)ほの(プロフ) - 狂愛もっと出してください！この話大好きです！ (2019年3月30日 0時) (
レス) id: 2cfdb04369 (このIDを非表示/違反報告)
シズニ NCT - 更新いつしますか? (2018年10月30日 19時) (レス) id: a4c43c4849 (このIDを非表示/違反報告)
莉衣＊(プロフ) - スノーさん» パスワード解除しました><お待たせしてすいません！ (2017年4月4日 16時) (レス) id: ba24f0ec1d (このIDを非表示/違反報告)
莉衣＊(プロフ) - migiyuさん» 編集中の為一時パスワードを付けさせていただきました。解除したので良かったらお目を通し下さい^^ (2017年4月4日 16時) (レス) id: ba24f0ec1d (このIDを非表示/違反報告)
莉衣＊(プロフ) - Re:さん» Re:さん初めまして！コメントありがとうございます^^大好きだなんて嬉しいお言葉ありがとうございます(T^T) (2017年4月4日 16時) (レス) id: ba24f0ec1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉衣＊ | 作成日時：2017年3月10日 0時
