33話 ページ33
*
「……チッ、どういうつもりだよ」
唇が離れ 、ユンギ先生が起き上がり相手を睨み付けた
…… キムテヒョン 、どうしてここにいるの
制服を少し着崩している
「別に〜♪ただ、Aちゃんを探しに来ただけなんだけど 、本当にヒョンは邪魔者だよね」
「それはこっちのセリフ、お前は黙って協力してればいいんだよ 。金渡してんだろ」
キムテヒョンはヒヒッと笑うとユンギ先生に近付いた
何をするかと思えば突然胸倉を掴みベッドから床に引き摺り落とした
「キャッ!ユンギ先生…ッ」
ユンギ先生がキムテヒョンに倒された …結構高さがあるから絶対に痛いし、下手したら折れてもおかしくない
「……てめえ 、」
ユンギ先生がギロりとキムテヒョンを睨み付ける
だけどキムテヒョンは余裕の表情だ
「…あんた金渡してるからいいと思ってるけど俺はその分たくさん色々してあげてんだろ?それにあんたはそんな偉い口叩けなくない?そんなに取られたくないなら学校にも連れて来なければいいじゃん、部屋から出さなければ?俺も学校来なくていいし」
キムテヒョンは倒れたままのユンギ先生を見下すようにし、冷たく言い放った
「…… 」
ユンギ先生は無言のままだった
キムテヒョンは「俺はもう帰るね〜」と呑気に手なんか振ってその場を出て行った
「ユ、ユンギ先生……大丈夫ですか?」
恐る恐る近づいて見ると、ユンギ先生は笑っていた
「ははっ、そうだなあ … ?もう一生俺の家から出さなければ誰にも邪魔されないよなあ」
その表情はとても恐かった ……
ユンギ先生が再び怖いと感じてしまった
「や、やだ …」
逃げようとしたけど バシッと足を掴まれ転んでしまった
「った ……」
「逃げんじゃねえ、お前は俺のだ 。勝手に逃げる…いやお前はもう逃げられないよ」
足を掴まれてる今、もう逃げられないんだと悟った
もう学校にも行けないの … ?
って思ったけど、ヒジュとの関係もあれだしグクもいない 。
隣の席にはキムテヒョンがいるから学校の楽しみが私にはもうなかった
唯一行きたいと思ったのは 、ジミンさんのカフェ
美味しかったなあ ……
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(名前)ほの(プロフ) - 狂愛もっと出してください!この話大好きです! (2019年3月30日 0時) (レス) id: 2cfdb04369 (このIDを非表示/違反報告)
シズニ NCT - 更新いつしますか? (2018年10月30日 19時) (レス) id: a4c43c4849 (このIDを非表示/違反報告)
莉衣*(プロフ) - スノーさん» パスワード解除しました><お待たせしてすいません! (2017年4月4日 16時) (レス) id: ba24f0ec1d (このIDを非表示/違反報告)
莉衣*(プロフ) - migiyuさん» 編集中の為一時パスワードを付けさせていただきました。解除したので良かったらお目を通し下さい^^ (2017年4月4日 16時) (レス) id: ba24f0ec1d (このIDを非表示/違反報告)
莉衣*(プロフ) - Re:さん» Re:さん初めまして!コメントありがとうございます^^大好きだなんて嬉しいお言葉ありがとうございます(T^T) (2017年4月4日 16時) (レス) id: ba24f0ec1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:莉衣* | 作成日時:2017年3月10日 0時