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「おーっし!終わったぁ!!」
椅子から降りて思いっきり背伸びをする。気づくと空は紅くなっていた。
「わ、昼も食べずに夕方なっちゃった……。てか、集中しすぎて眠い……。」
でもここで寝たら絶対朝まで起きない。ご飯も食べずにシャワーも浴びずの寝落ちはアウト。
「ご飯食べてシャワー浴びてからの提出でも大丈夫だよね?」
レポートをクリップにまとめて部屋を後にした。
夕飯の時間なだけあって食堂は人で賑わっていた。昼夕は各自自由なタイミングで食べているようだった。
「お。さば味噌定食ある!すみません、さば定食お願いします!」
??「じゃあ俺もそれで」
声に驚いて振り向くとそこには紫のヘルメットを被った青年__ショッピくんがいた。
調理員「はい!さば定食2つね!」
「あ、ありがとうございます。」
shp「……一緒食べます?」
「へ?あ、いいよ!」
そう言って端の方にある2人席に着いた
「あの、さっきはありがとう。でも銃弾はさすがに危ないからそこだけBB弾変更で…」
shp「いーえ?おかげで面白いもん見れたんで。ぜひまたやってくださいね?」
あ〜高みの見物客だったのか〜。コノヤロウ()
「いやぁさすがに懲り懲りですね……。そういえばアルタの戦争の時も斧持って背中守ってくれましたよね、PS高いんですね。」
shp「あれは……暴れ足りひんくて。たまたまっすよ、勘違いせんといてください。」
俗に言うツンデレか?こやつ、なかなかに可愛い
「……もーらいっ!」
shp「あっ!ちょ!」
ちょっとちょっかいをかけたくて彼のトマトを横取りして口に入れる
「んー!おいし!っご馳走様!」
満面の笑みで手を合わせる。すると彼は何やらわなわなと震えて呟く。
shp「……トマトの代わりや。返してもらうぞ」
すると向かいにいたショッピくんが腕をのばし私の頭を支えて前に押してくる
「えっ」
刹那唇が触れ合う感覚があった。目の前にある綺麗な顔立ちは間違いなくショッピくんで
離れた瞬間、ぺろっと私の唇を舐めて一言
shp「ごちそーさん」
拝啓、職場の先輩方
もう一度配達員に戻りたくてたまりません。
ショッピくんはご満悦らしくお盆を返して食堂を後にしていった。
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あ - 続きが楽しみです✨ (2022年11月20日 15時) (レス) @page10 id: 9c60a4f836 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜琴 遥 | 作成日時:2022年8月16日 11時