【リボーン】雪の守護者は生き別れの姉妹《合作》 (ページ20)

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18【和音】ページ20

雷戦の舞台は、エレットゥリコサーキット。
雷流を何倍にもして地面へと駆け巡らせるらしい。

さあレヴィさんはどこにいるのかと見渡したら、屋上の端で傘もささずに立っていた。…またあの人2時間も前から待ってたのか。

スク「とっとと終わらせろぉ！！」

和音「まだ始まってもないよ、隊長」

昨日の晴戦が面白くなかったのが不服なのだろう。若干イライラとした隊長を宥めながらレヴィさんを見送った。

チェル「それでは雷のリング

レヴィ・ア・タン
VS
ランボ

勝負開始！」

チェルベッロの声が響き始まったこの勝負。
ランボは何もわかってないらしく、どーやってあそぶのかなあなんて電線の上に乗った。

ランボ「ぐぴゃあぁ！！」

ツナ「ランボぉ！」

詩音「ランボ！」

向こうから聞こえるあの子を心配する声。
あっけなく自滅とは……勝負あったと思ったが、なぜかあの子は生きていた。どういうことだ。
まさか雷撃が効かないなんて。これはレヴィさんがキレるんじゃないだろうか。

…その通りだった。思い切り蹴り、開いていないパラボラでランボを刺そうとする…が

ドガンッ

大きな音とともに煙が辺りに充満する。
その中から出てきたのは先ほどの小さな少年ではなく青年。

スク「ゔお゛ぉい！！なんだありゃあ！？」

和音「彼は部外者じゃないのかな？」

私たちの言葉にチェルベッロは首を振る。

チェル「いいえ、彼は10年バズーカにより召喚されたリング保持者の10年後の姿です。
よって彼を候補者と認め勝負を続行します」

ベル「へー、面白いじゃん」

マーモン「初めて見たよ」

角をセットし、雷を呼んで体に電撃を貯める彼。

ランボ「くらいな！電撃角！」

そう言ってレヴィさんに向かうが、廃ってもヴァリアーの幹部、そう簡単には敗れない。
レヴィ・ボルタにやって自身の体質に耐えられないほどの電圧をくらった10年後のランボは、そのまま肩を刺される。レヴィさんに徹底的に殺す発言をされた彼の命は持ってあと10分だろう。

和音「…！」

彼が、近くにあったバズーカを手に取り

ドカンッ

自身に向かって撃った。

先ほどと同じように煙が充満する。
…が、先ほど違うのはその雰囲気

ベル「ん？」

和音「寒気がする…」

マーモン「何だ…？このただならぬ威圧感は」

ツナ「あ…
ま…まさか！あれは…

20年後のランボ！」