だるまいずごっどとの日常 (ページ7)

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看病ページ7

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ふらふら、くらくら。
なんだか体が熱くて動きたくない、そんな気分で目覚めた今日のこと。目も霞んでやばいかも、って思いながらもとりあえず体温計を取るためにベッドから出ようとする。
おそらくリビングに居るだろうだるちゃんを呼んでもよかったけど喉が痛くて声を出すのも億劫だった。

そろり、と起き上がって立ち上がろうとするけど
どた、なんて大きな音を立てて床に倒れる。
………硬いけど冷たいしここで寝ちゃってもいいかも…。

「A！なんかすごい音したんやけど大丈夫！？」

「…………だるちゃ、あたまいたいから」

「えっ！？」

すぐに駆けつけてくれただるちゃんは驚きつつもベッドまで持ち上げてくれた。

「熱っめっちゃ熱ありそうやけどこれ……
これ脇挟んで？」

「ん、」

そう言って差し出されたのは体温計。熱測れって言いたいんだろうな～と思いながら受け取ろうとするとカラン、って軽い音を立てて体温計は床にころがった。

「ごめ、もてな」

「あ～おっけ、わかった。
てぇあげて？」

体温計をおとしちゃったのに怒らないで優しく言ってくれるだるちゃんに涙がでそうになる。熱で情緒もいってるのかも、なんて思ってたらピピピと音が鳴って熱が計り終わったみたい。

「……これやばいなぁ、
しんどい？冷えピタ持ってこよか、」

ちらり見えた体温計には38.5℃と普段からは考えられない数字が並んでいた。熱があると改めて思えばふらふらはさらに増すような気がしてきて。
気づいたら離れようとするだるちゃんの腕を掴んで

「やだ、いかないで」

なんて甘えたセリフを吐いて。
それに

「ん、わかった。
じゃあAが寝るまでここにおったるよ。」

と床に座り込んで掴まれているのと反対の手で頭を撫でてくるだるちゃん。
その優しくて冷たい手に私のまぶたはだんだん閉じていって気づいた時には眠っていた。