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「とりあえずスポドリと熱冷まシートな、あとゼリー」
Aをベッドに座らせ、買ってきたものを見せる。
「何か食った？」
『さっき病院行ったとこで、何にも』
「今、亀さんと慎吾がお粥作ってくれとるから」
『忙しいのに、ごめんなさ、』
苦しそうにAは咳をした。
『移しちゃうから、もう帰りなよ、』
「ええから、俺らの好きにさせて。ん、張るで」
有無を言わさず、熱冷まシートを近づける。
彼女はどうしたらいいかわからないようで、とりあえず前髪をあげた。
少しだけ触れた肌は、熱かった。
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「熱はかった？」
『さっきは39度、病院行ったからちょっとは下がってると思う、』
「他に欲しいもんは？」
『‥大丈夫、』
体を支えるのがしんどくなったのか、ベッドに体を倒した。
「寝とき、」
『ん‥‥、』
サイドテーブルにスポーツドリンクと熱冷まシートを置く。
ゼリーは冷蔵庫いれて、
あとはあの二人を待って。
物音を立てないように、Aの部屋を出た。
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亀「勇人、どう？」
「しんどそうっす」
慎「僕らはお粥作ったら直ぐ退散するんで」
ニヤニヤする慎吾が場に似合わんくて。
「俺も一緒に帰るわ」
慎「勇人さん家直ぐ隣じゃないですか！」
「関係ないやろ」
亀「あーうるさい。慎吾、それ切って。勇人、これ頼む」
料理に慣れない男3人がキッチンにならぶ
ましてや、俺たちが作ったお粥をAが食べれるのかどうかも疑問だった。
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作者名：理彩 | 作成日時：2018年8月2日 22時
