ネタばらし ページ30
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「マジですんませんでした」
翌週月曜日。
土日で体調もすっかり回復し、心も身体も万全で出社。…と、床に正座で頭を垂れる鬱。
「今日はずっとそうしてなさい」
「まじ勘弁してください……あと出来ればLINEのブロックも解除して頂けると……」
「それやったのは多分私じゃない」
「………野郎！」
結局飲み会を2人で抜け出してしまったあの後、今更戻りづらいわ私は熱がぶり返してフラフラだわでそのまま帰宅することになったのだ。……勿論自分の家に。
2人でタクシーに乗り、朦朧とする頭で自宅の住所を伝えたところまでは記憶にある。
次の記憶は自宅前で、「また月曜会おな、」と名残惜しそうな顔で呟いたトンちゃんは、なんの迷いもなくスルスルと私の携帯を操作し、【鬱】のLINEをスライドしてブロックボタンを押していたような気がする。帰って行ったトンちゃんを見送った後そのままベッドにバタンキューで、「あ、これ夢だな」と思いながらそのまま2日たっぷり寝て、今日である。
ちなみに今朝見たら本当に鬱のLINEがブロックされていたので、夢オチではなかったと幸せを噛み締め散らかしていて歯が痛いのだ。
「ん……？でも鬱のおかげでトンちゃんは私を連れ出してくれたのか……？」
「！そ、そうやで。ほら、俺の作戦ですやん」
.
「何が作戦やねんボケ。ちったぁ反省せぇ」
「っ！と、トンちゃん！」
ズイっと現れたトンちゃんは私の髪を撫でおはよ、と笑う。あぁ夢じゃなかった。神様ありがとうございますもう何でも言う事聞きます。
「で、でも！トンち、俺の後押しなかったらなんも出来ひんかったんとちゃうん？」
「あーせやな、お前んこと殺すくらいしか出来んかったわ」
あれ……？それって。
「鬱………知ってたの？」
「知ってたも何も……知らんやつ居らんで？トンちがお前のこと好きなん」
だからあん時先輩らも俺と一緒にトンちのこと煽っとったんやん、と。
嘘でしょ、と絶句。
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林檎(プロフ) - え、これも神作品ですね。tnちゃん可愛すぎかよ。 (2020年5月26日 2時) (
レス) id: d1841ceef2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらら(プロフ) - おいちこさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます；；最新作以外全て完結済ですので、ぜひ覗いて見てください( ´ ` *)コメントありがとうございました！ (2020年2月5日 17時) (レス) id: 5de7af82d2 (このIDを非表示/違反報告)
おいちこ - こんなに面白いの読んだことないわ...！めっちゃ最高でした！神作品ありがとうございますぅぅっっ！！トントンさんのこともっと好きになりました。他の作品も読ませていただきますね！ (2020年2月5日 16時) (レス) id: 5e1cddc80f (このIDを非表示/違反報告)
ゆらら(プロフ) - しゅなさん» プロ結果頂き光栄です(涙)こちらも覗いてくださりありがとうございます！連載中の作品もお楽しみいただけたら幸いです( ´ ` *) (2020年1月1日 21時) (レス) id: 5de7af82d2 (このIDを非表示/違反報告)
しゅな - はいプロ、神。これは…鼻血だらだらですわ。とんち可愛ええ！＋イケメン！…は？…僕もう…昇天したんやけどｗｗｗ (2020年1月1日 19時) (レス) id: e68f489c1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆらら
| 作成日時：2019年12月20日 22時
