人質三日目。 ページ5
暫く机に突っ伏して寝ていると
ｶﾞﾗｯ
先生が入ってきた。
……待って、キスマ見えてね？
『せっ、先生』
柊「んー？」
『…見えてる』
柊「……何がw」
『…アレ』
柊「何が？」
『…キスマ((ﾎﾞｿｯ』
柊「…あぁーごめんごめんw」
先生はそう言いながらシャツの襟で喉を隠した。
……ホントは気づいてたくせに。意地悪。
先生はスマートフォンのディスプレイをタップし、電話をスピーカーにして教卓へ置いた。
時計は7時50分を指している。
先生は
柊「そろそろタイムリミットだ！まずは僅かな可能性に賭けて…
フェイク動画を撮った人！」
……誰も手を挙げない。
柊「……仕方ないな。刑事さんに当ててもらおう！
…………刑事さん、わかりましたかー？」
郡《あぁ。直前まで迷ったんだがな。》
柊「へぇ。ちなみに誰と迷ったんですかー？」
郡《熊沢花恋と里見海斗だ。》
私は澪奈の言ってた事を思い出した。
ーねーお姉ちゃんー
ーんー？ー
ー今日里見君に告白されたんだけど…ー
ーへぇ。里見に…ー
ーﾌﾞｯﾌｫ？！里見にぃぃぃ？！ー
ーお、驚きすぎ…。ー
ーえ、断ったんでしょ？ー
ーうん。ー
ーだよねー澪奈には真壁翔君が居るもんねぇ。ー
ー…？！なんで知ってんの？！ー
ーそりゃあ姉だから。すぐわかるよーんー
ーそーゆーお姉ちゃんは柊先生でしょ！ー
ー…ﾁｯ、バレてたかー
ーバレバレよー！ー
ーそーだよ。wー
熊「…がう、違う！私じゃない！」
花恋の声ではっ、とする。
熊「…私は大会の日はゼリーしか食べてないって言ったでしょ…？！」
先生を睨み付けるように見ながら訴える。
柊「…えっ？」
『…は？』
いや、えっ？じゃなくて。
柊「あー！そうだった。熊沢、先生間違えちゃったよー。はっはっはw」
いや、わざとらしっ！
郡《…おいおいちょっと待てよ！どういうことだよ？！》
柊「いやぁ〜刑事さん。素晴らしい洞察力でした。
……しかし、貴方は‘内通者’を信じすぎた。」
…………内通者？
誰…？
郡《…まさかお前が？！》
柊「いやいや、内通者は僕では無いです。
ただ、僕も刑事さんとその生徒のやり取りを閲覧する事が出来るんです。」
郡《…内通者はお前の‘共犯者’って事か？》
柊「ピーンポーン。」
立「…内通者って…」
みんなの視線が一気に私に集まる。
……共犯者だけど内通者では無いな。
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蒼炎 - とても面白いです！柊先生との絡みが好きです！だいぶ空いてますが、更新待ってます！！ (2020年2月4日 23時) (
レス) id: 874e279780 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - さやさん» ありがとおおお！その言葉が励みになります……！作者、画面の向こうでにやけております(( (2019年3月15日 20時) (レス) id: 7efa002e96 (このIDを非表示/違反報告)
さや - 続編おめでとうございます！ 更新楽しみです！ 応援しています。 頑張ってください！ (2019年3月15日 20時) (レス) id: bb5437bc9e (このIDを非表示/違反報告)
xxvl6w6lvxx(プロフ) - 美紀さん» yes!!(*・∀・*)ﾉ (2019年3月15日 18時) (レス) id: 84d8494927 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - xxvl6w6lvxxさん» 良かったーwあともう２話くらい更新しようと思っているので見てってな！ (2019年3月15日 18時) (レス) id: 7efa002e96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美紀 | 作成日時：2019年3月14日 21時
