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まつが3つ ページ4

「ありがとう、チビ太。」

「私、頑張ってみる。」

少し自信なさげだけど、

まっすぐおいらの目をみるAの目は、

厚いメガネを通しても綺麗な色をしていた。

*

あれから2日経った。

幸いにも今日から9連休のゴールデンウィーク

休暇が手厚い会社がよくて入ったと言っても過言では無いこの会社は、

ゴールデンウィークもフルで休ませてくれた。

1駅分しか離れていないのでよく立ち寄る実家も、

いざ帰省してみると懐かしさを感じる。

「A〜!松野さんのお宅にこれ届けてくれないかしら?」

出掛けようとしていた私に母が

頼まれていたという鶏肉を手渡した。

「わかった。じゃあいってくるね。」

「うん、行ってらっしゃい」

松野くん、というのは例の六つ子か。

昔から少し苦手だったあの六人に会うのは気が引けるけど、

今の時間なら仕事に行っているかもしれない。

他の会社の友達の大半はまだ休みじゃない、と言っていたし。


うんうん、大丈夫でしょ。

なんだかんだですぐに着くこの場所は、昔みんなでよく遊んでいたところで深い思い入れもある場所

『ピンポーン』

聞きなれたインターホンの音のあと、

「はーい」

という声と小走りで走ってくる音が聞こえた。

よかった、六つ子じゃなくて松代さんみたいだ。

がらら、

と開いた昔ながらの扉から顔を覗かせたのは、

昔からお世話になっている松代さんだ。

「あら!Aちゃんじゃない、今日はお母さんじゃなくてAちゃんなのね!」

優しげな笑みを浮かべたあと、

何かを思いついたかのように

あがってって!っと半ば強引に私を家に招き入れた。

「え、あ……お邪魔します。」


嫌な予感がしてきた。

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(プロフ) - 柏さん» わ、コメントありがとうございます!はい、頑張ります! (2018年7月18日 22時) (レス) id: db51f9d7a3 (このIDを非表示/違反報告)
- 更新、頑張って下さい! (2018年7月18日 0時) (レス) id: 62ad9e0abb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こめこさん» わー!いきなりコメントが....て通知来てたからオリフラたてっぱなしかと思いました....笑笑頑張りますー! (2018年7月17日 22時) (レス) id: db51f9d7a3 (このIDを非表示/違反報告)
こめこ(プロフ) - わー!新作だ!頑張ってください!応援してます。 (2018年7月17日 22時) (レス) id: 349231008c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年7月17日 21時

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