【黒バス】最強少女はトリップがきっかけで才能開花してました《２》

６９、意味分からんよ本当ｗｗ ページ25

真顔で言われたその言葉の意味を、静かに考える。

　けっこうわかりやすく説明されたと思うよ？ 内容も単純明快……。

　でもその内容が『１度死んだ』っていうこ……

A「………ぷっ」

テツヤ「姉さん？」

　テツヤが戸惑った顔であたしをのぞきこんできたけどもう……我慢の限界……。

A「ぷくっｗｗあっははははｗｗｗはははっｗｗｗｗやべぇ、１度死ぬとか…ｗｗｗｗ」

　いくらあたしがトリップしてからここに生きる人間とは違う存在になったと言っても、

A「あははｗｗっははｗｗなんでもアリすぎんだろｗｗｗどうかしてるｗｗｗ」

　病室のベッドの上でひたすらに笑い転げるあたしを見て、口を開けて固まる誠凛のみんな。当り前の反応なんだけど、そんな姿でさえもシュールな笑いを呼んで、また吹きだしてしまう。

日「なーんか……こんな普通に目の前で爆笑してるA見てると、さっきAが死んだって言われて暗くなった情景とかが、全部夢みたいな気がしてきた」

伊「俺もだよ」

　日向くんと伊月くんの苦笑まじりな話し声が聞こえ、あ、みんなに悲しい思いをさせなくてすんだのかと心中ホッとした。

　そんな中、聞き覚えのある着信音が耳に入ってきた。


A「え、あっ、あたしの携帯！ どこテツヤ」

テツヤ「ここですよ」

　頬に涙の痕の残るテツヤが、光の点滅する携帯をベットの枕元の方から持ってきた。

　何も考えず耳に当て、またすぐに画面を見て驚くｗ

A「あーはいはい、もしもしー？ え、これって緑間くんの番号じゃん、今気づいたわｗｗｗｗやっほー元気ー、何の用ですかぁー？？ｗｗ」

小「あっ緑間はAちゃんのこと心配してたんだよ！ 急にそのテンションは……」

A「……え？」

　案の定、電話の奥からは押し黙った気配が続き……。


　――お、お前無事だったのか？――ハハハっｗｗｗAちゃんって子マジ最っ高ｗｗｗ

　緑間くんの驚きの声とともに、間違いなく高尾くんだろう嬉しそうな声が響いて来た。

A「ごめ、心配かけた？」

　――当たり前なのだよ！！ お前がいないまま試合でどれだけ気分が乗らなかったかを……

　ん？
少し冷静さを欠いたその言葉にひっかかる。

A「……ねぇ緑間くん、もしかしてインターハイの予選ってもう……」

　――ああ、今日終わったのだよ



　おいおい……この異常世界は、どれだけあたしを驚かせれば気が済むんだよ！！！！

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ラッキー黒バスキャラ

緑間真太郎

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