３９、お前がいたから ページ43
A「……来ちゃった」
少し遠くの地面で倒れ伏すグリムジョーを警戒しながら、一護は人影へ近寄った。少し長めの黒髪、にっこり笑った明るい表情、普通よりは高めで、はつらつとした声…。
１日しか会ったことがないその特徴だが、よくもまあこんなに憶えているものだと、我ながら苦笑いする。
目の前の少女は、紛れもなくAその人だった。
一護「どうして…ここに……」
口が震えて、やっと絞り出した言葉。Aはそんな俺に向かって、にかっと目を細めた。
A「忘れたの？ 『またね』って言ったじゃん！ またヒントを教えに来るって言ったじゃん！！ もーしっかりしてよ一護った……らっ？！」
気がつけば、Aの腕を引き寄せて抱きしめていた。引っ張られ、奇声を上げたAだったが、今は身じろぎ一つせずにスッポリ収まっている。
一護「悪りぃ、もうちょっとだけこうしてていいか？」
A「うん」
一護「まさか…お前にまた、会えるとは思ってなかったぜ。ずっと会いたかった」
A「あー……私も」
『ちょっと』とは言ったものの、そばにあるぬくもりが消えるのが嫌で、つい引き離すのをためらっていると、やがてルキアがやってきて、驚きの声をあげた。
ル「えっ、Aか！？」
Aがいることに。
ル「一護……貴様らそうだったのか」
そして……俺のAに対する行動に。
ついで来たロングコートの平子も、同じような反応をした。
それでも俺は、Aを離さなかった。Aも全く拒まない。
呆けたルキア達を置き去りにそのまま、どれくらいの時間が経っただろうか。俺は一つの違和感に気が付いた。
一護「なあA……グリムジョーが攻撃してこないんだけど」
A「グリム…ジョー……？」
声だけしか聞こえないが、Aは不思議そうにその名を反復。
一護「どうした、」
A「マジで！？ グリムジョーがここにいるのっ！？」
そしてAは突然大声で叫ぶと、顔を上げて俺からバッと飛びのき、素早く駆けていった。……意外と深かったらしいダメージを振り払って立ち上がったグリムジョーのところへ。
一護「お、おい！ 危ね……」
A「本物のグリムジョーだぁぁぁぁぁあああっ！！！ きゃぁぁぁぁぁああああ！！！！」
一護・ル・平子「あぁ……(好きなキャラね)」
〜fin〜
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
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ラッキー目覚押しキャラクター
ヤミー・リヤルゴ
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ボンゴレぱすた(プロフ) - 今更ながら読ませていただきました…！夢主ちゃんがどこまでも破天荒で、自由で本当に好きです！！素敵な作品をありがとうございました！！ (2022年1月3日 0時) (
レス) @page45 id: 694d1d013e (このIDを非表示/違反報告)
実結(プロフ) - 流さん» コメありがとうございます！え、それは本当ですか！！とても嬉しいです！ぜひ見習っt(( (2015年6月6日 12時) (レス) id: 58050d279b (このIDを非表示/違反報告)
流 - すごいいい作品！見習いたいっす！ (2015年6月4日 18時) (レス) id: 11b3e804c5 (このIDを非表示/違反報告)
実結(プロフ) - ★さん» コメありがとうございます！！うおぉ・・・好きとか笑うとかめっちゃありがたいです・・・！！きっと作者と気が合いますね！！ｗもう次更新したら終わっちゃうんですけど・・・なるべく早くできるようにがんばりますね！ (2015年5月25日 22時) (レス) id: 88d69550ce (このIDを非表示/違反報告)
★ - うわー！めっちゃスキですこの作品！！見てるとき何度も笑ってしまいました！更新頑張ってください！ (2015年5月25日 19時) (レス) id: 686ba7420d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みのこ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/minoko2
作成日時：2013年7月16日 20時
