【wrwrd！】幹部達は有能書記長の妹にデレデレです… (ページ20)

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第19話☆ ページ20

A視点

『っ！！』

目が覚めると知らない場所。
私は
攫われた
んだ。

Ou(王子)「おぉ、目が覚めたかい。゛僕の゛Aちゃん。」

『…ここは？』

Ou「僕の城だよ。」

『…私、帰ります。』

カチャリ

動こうとした。
そう、゛動こうとした゛
でも動かなかった。

『…首輪…』

首輪に鎖が繋がれていて動けない。
私はインカムを全員に聞こえるように…ってない！！

Ou「あぁ、耳についていたやつ、僕が預かってるからね。」

…この調子でいくと他のものも彼奴が持っているんだろう。

『…帰りたいんだけど、これ、取ってもらっていい？』

Ou「ダメに決まってんじゃん。今日からお前は俺のモノだ。な？」

すぅっと太腿の辺りを触られる。
ゾワゾワとした。
怖い
気持ち悪い
怖い
怖い
怖い

助けて

『やっやめて！！私を解放して！』

Ou「…調子乗ってんじゃねぇよ。まぁいいよ。解らせてあげる。僕が1番、僕が必要、ってね。」

服を脱がされる。

『やっ！やだっ！！やめて！』

涙が出てくる。
やだ、やだ、やだ。
私は鎖のせいで上手く抵抗することが出来ず、抵抗をしようとしても王子の手で押さえ込まれてしまう。

『やめて…ください…』

涙がボロボロと出てくる。

Ou「そんな顔したら…そそられるじゃん」

ついに下着まで脱がされそうになる。

バンッ！！

扉が勢いよく開く。

Tn「A！！！」

Gr「無事かっ！？」

Ou「チッ！なんだよ！もうこの子は僕のものだ！」

『っ…ゃ…ぁ……！』

恐怖で声が出ない。

Tn「は？黙れ。てか散れ。」

Gr「あぁ、王子さんよ、お前、もう命ないゾ。」

Ou「くそっ！！」

そう言ったと思ったら身体が浮く。
王子に姫抱きされてどこかに連れていかれていた。
私は身体に力が入らず、何もすることが出来なかった。

Tn「逃げれると思っとんか。」

Gr「さぁ…鬼ごっこの始まりだ。」

王子に抱かれて最終的に行き着いたのは

屋上

完全に王子は追い詰められていた。

Tn「さあ、大人しくAをこっちに渡して、しね。」

Gr「こんなものか、王子は。」

Ou「っ！！こっ、此奴がどうなってもいいのか！！」

急に首筋に冷たさを感じる。
…ナイフだ。
また涙が出てくる。
あぁ、私は死ぬのか。
そう思った。その時だった。

「ごちゃごちゃ煩いねん。はよ散れ。」

＿＿＿＿がそう言った瞬間

私に血が掛かった。
死んだか…いや、違う。私の血じゃない。

Tn「…ナイスエイムです。…大先生。」