正直じゃないから ページ9
Aside
英智がこんなに怒るなんて思わなかったけど
その怒りが、嬉しくて暖かくて
思わず涙が溢れた。
…駄目だなぁ。すぐに泣いちゃう。
英智「…まぁいじめを見て見ぬフリをしたクズ共も
いじめたクズ共も同じようなものかな!退学にしよう!」
教室の中でみんなが固まった
中には泣いてる人もいる。
A『…英智…退学はさせなくていいよ』
英智「…っ?A、なんで」
A『英智の怒りが、凄い嬉しいから!』
英智に笑ってみせると英智は私の頭をぐしゃぐしゃと撫でて
英智「…馬鹿じゃないのかな??」
A『馬鹿はそっちでしょ』
英智「馬鹿って風邪ひかないって言うでしょ」
A『普通に風邪引きますけど??』
いつもみたいに、会話をした。
この会話が私は好きなんだろうな。
英智「みんな、Aのことを傷つけるのは
この天祥院英智が許さない。わかったかな?馬鹿な脳みそに徹底的に
叩きつけておきなよ?」
それだけ言うと英智は私の手を取り昇降口に走り出した
A『ぅわ、ちょっ!』
英智「A、今日は学院サボろ〜!」
無邪気な笑みを浮かべる英智は本当に口が悪いけど
やっぱり、カッコいいヒーローみたいなんだ。
A『ふふ』
英智「どうしたの気持ち悪い」
A『…生徒会長が廊下走っていいのかよっ』
口に出すことは無いけど
ありがとう、英智。助けてくれて。
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葡萄もちー - とっても素敵ですね。この作品を書いてくれて、ありがとうございます(⌒∇⌒)これからも頑張ってください。 (2019年11月29日 20時) (レス) id: 7f8b074a20 (このIDを非表示/違反報告)
卵掛けご飯 - たまごっっ (2019年8月20日 22時) (レス) id: 17452407f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:卵掛けご飯 | 作成日時:2019年8月20日 20時