新学期の波乱 ページ10
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「ピリピリしてるなぁ、ポッター。」
ポッターが去っていく様子を確認してから私もその場を去ろうとしたとき、マルフォイの声が背後から聞こえた。
関わると面倒くさいのはわかっているので、彼の目につかない場所でポッターたちの会話を少し聞くことにした。
「父上と賭けをした。お前やピティーが試合で十分も持たない方に賭けた。」
マルフォイは木の上から降りると、厭味ったらしい笑みを浮かべながら、ポッターの方に近づいていく。
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「でも父上は、五分も持たないってさ。」
「君の父親がどう思うかなんて知ったことじゃない！」
ポッターはマルフォイの元へ寄って、彼を威嚇するように小突いた。
「父親は邪悪で残酷だし、君は卑劣だ。」
「……卑劣？」
その場を去ろうとするポッターの背後で、マルフォイがローブから杖を取り出す姿が見える。
まずいと思ったとき、私の横を誰かが通り過ぎていく様子が目に入った。ムーディー先生だった。
ムーディー先生は杖を取り出して、そうはさせんぞと叫びながら、マルフォイに杖で魔法をかけた。
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マルフォイは白い毛並みの小動物に変身してしまう。
「後ろから襲うような奴はけしからん！ 」
ムーディー先生がマルフォイを上下に空中へ浮かせている様子を見ていると、なんだか少しスカッとする気もした。
そこにマクゴナガル先生が止めに入った。
「ムーディー先生？ 何をなさっているんです！？」
「教育だ！」
「そ、それは……生徒なのですか！？」
マクゴナガル先生が焦っている中、他の生徒はけらけらと笑っている。ムーディー先生はマルフォイをクラップのズボンの中へと放り込んだ。
「う、うわぁっ！ いやだ！ とって！」
クラップのズボンの裾から抜け出したマルフォイを、すかさずマクゴナガル先生が呪文で戻すと、慌てた様子のマルフォイが現れた。
マルフォイはキョロキョロと周りを見回したあと、ムーディー先生の顔を見て、うわあと声を上げる。
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「父上が黙ってないぞ！」
ムーディー先生がマルフォイを追いかけ始めると、マクゴナガル先生が彼を静止した。
「お前の親父ならよく知っとる！ 身の毛のよだつような話までな！！」
逃げ出したマルフォイが私の横をとてつもなく焦った様子で駆けていく様子になんだか気分が良くなった私は、薄ら笑いを浮かべながら廊下を歩き出した。
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C-ちゃん(プロフ) - ポータルキーではなく、ポートキーです。修正の方よろしくお願いします。 (1月15日 12時) (
レス) @page34 id: dbb14c790e (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - 累さん» わーーーありがとうございます！！嬉しいです(； ；)がんばります！これからも応援よろしくお願いしますーー！！ (2019年2月6日 7時) (レス) id: 5530baedc0 (このIDを非表示/違反報告)
累 - とっても面白くて、いつも拝見してます！！頑張ってください！応援しています(*^^*) (2019年2月5日 13時) (レス) id: f2a9a910f8 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - 夢魅さん» オチはまだ決まっていなくて…そのうちアンケートをとったりする予定です！ (2019年1月20日 19時) (レス) id: 5530baedc0 (このIDを非表示/違反報告)
夢魅(プロフ) - 落ちは誰なんですか？ (2019年1月20日 0時) (レス) id: bc39b06e8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み | 作成日時：2018年12月30日 13時
