迫る脅威と悲劇 ページ40
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私は立ち上がって、ぐっと深呼吸を繰り返す。
ポッターがこちらを向くのが見えて、私はその意味がなんとなく分かってしまった。
頷いて、私は、先輩の遺体の方へと走る。
ポッターは呪文を切って、私の方へと走った。ディゴリー先輩の遺体に触れ、ポッターも遺体に触れるのが見えると、呪文をポートキーの方へ杖先を向けながら唱えた。
「
ポートキーが私の手に触れたとき、私達は一瞬のうちに、あのホグワーツの賑やかな敷地内へと戻ってきた。
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ポッターが、先輩の胸元に顔を埋めながら、ぐすりと鼻を啜り、震えている。泣いている。
私は泣くことも、怒ることも、叫ぶことも、何か言葉を発すこともできず、ただ呆然とその場に立ち尽くし、ぼうっと地面を見つめた。
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先輩の遺体を発見したらしいフラー・デラクールが悲鳴を上げる、ダンブルドア先生が先輩からポッターを引き剥がそうとするものの、嫌だ嫌だと聞かない、ポッターの声。
「何があった！？」
「戻ってきた！ あいつが、ヴォルデモートが！ セドリックが僕に頼んだんだ！ 連れて帰ってくれって……だから、Aが……」
「もうよい、 帰ってきたんじゃ、三人とも……。」
ダンブルドア先生はポッターの頬を包み込むように両手で撫で、次に何も言えず俯く私を軽く抱き寄せた。
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「通してくれ！ 通してくれ……、私の子だ！ 私の息子が……っ！！私の子がぁぁあっ………っ！！」
先輩の父親が、そう泣き叫ぶ。
その時、ムーディー先生が私とポッターを、今はここにいないほうがいい、となだめ、連れて行こうと腕を掴んだ。
私は立ち上がらず、首をただ横に振る。
「来い、ほら、早く………」
先生は私を連れて行こうとしていたようだが、諦めてポッターだけを連れてどこかへと行った。
.
.
「A、大丈夫ですか。しっかり！」
マクゴナガル先生が寄ってきて、私のことを抱き締めながら、立たせてくれた。
「マクゴナガル先生。」
その時、スネイプ先生が目配りをし、マクゴナガル先生はそれに気づいて、先程ムーディー先生がポッターを連れて行った方へと、ダンブルドア先生と共に走っていった。
私はそれに疑問を抱き、震える足で一歩を踏み出しながら、後を追った。
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C-ちゃん(プロフ) - ポータルキーではなく、ポートキーです。修正の方よろしくお願いします。 (1月15日 12時) (
レス) @page34 id: dbb14c790e (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - 累さん» わーーーありがとうございます！！嬉しいです(； ；)がんばります！これからも応援よろしくお願いしますーー！！ (2019年2月6日 7時) (レス) id: 5530baedc0 (このIDを非表示/違反報告)
累 - とっても面白くて、いつも拝見してます！！頑張ってください！応援しています(*^^*) (2019年2月5日 13時) (レス) id: f2a9a910f8 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - 夢魅さん» オチはまだ決まっていなくて…そのうちアンケートをとったりする予定です！ (2019年1月20日 19時) (レス) id: 5530baedc0 (このIDを非表示/違反報告)
夢魅(プロフ) - 落ちは誰なんですか？ (2019年1月20日 0時) (レス) id: bc39b06e8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み | 作成日時：2018年12月30日 13時
