第二課題の壁 ページ28
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寮の部屋で、欠伸をする。夜遅くまで呪文を調べていたため、すっかり眠くなった。これ以上起きていては、第二課題の時に実力を発揮できなくなってしまう。
結局、見つけた呪文は一つだけだった。
泡頭呪文だ。頭を空気の泡で覆う呪文である。
まあ、ロングボトムが言っていたよくわからない魔法植物を食べるよりかは、こっちのほうがいい。
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ぱっとアボットの寝床を見ると、彼女はまだ部屋に帰ってきていなかった。スプラウト先生に呼び出されてから何時間もたっているというのに、一体どうしたのだろうか。
つけていたランプを消して、布団に潜り込んだ。
☆
「やあ、おはようA。」
「……おはよう。」
第二課題を行うため会場へ向かうと、ポッターがロングボトムと歩きながら私に話しかけてきた。
無視するのもなんだか気が進まず、目を逸らしながら彼に挨拶を返すと、彼は嬉しそうに少しだけ笑った。
「A、結局、水中でどう息をするんだ？」
「教えない。ただ、ロングボトムが知っているっていう得体の知れない魔法植物を食べるよりかは、私の策のほうがマシだよ。」
私はポッターとロングボトムの横を通り過ぎて、そのまま一足先に向かっていった。
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「いよいよ第二の課題じゃ。昨夜、代表の諸君はあるものを盗まれた。大切なものじゃ。五人から盗まれた五つの宝は、湖の底に眠っておる。」
ダンブルドア先生の声を聞きながら、羽織っていたものを脱いで、少し肌寒いが、水着姿となった。
ぐっと手足を伸ばして軽く準備運動をすると、ふとダンブルドア先生が言っていた大切な宝というものに疑問を抱く。
私の大切な宝とは、何のことだろうか。
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しかし、数秒考えてから、昨夜スプラウト先生に呼ばれていたハンナ・アボットを思い出した。まさかとは思うが、先生達は私の大切な宝は、アボットだと思っているのだろうか。
ダンブルドア先生は、宝を取り戻したらスタート地点である場所に戻ってくるようにと言った。
ただし、一時間きりだ。一時間経てば、どんな魔法も使えなくなるらしい。
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どんっと音がして第二課題が開始された。
泡頭呪文を自分にかけて水中に潜ると、いきができるようになった。
杖を片手に握りながら、水中の中を泳いで、奪われたという宝を求めて前に進んだ。
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C-ちゃん(プロフ) - ポータルキーではなく、ポートキーです。修正の方よろしくお願いします。 (1月15日 12時) (
レス) @page34 id: dbb14c790e (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - 累さん» わーーーありがとうございます！！嬉しいです(； ；)がんばります！これからも応援よろしくお願いしますーー！！ (2019年2月6日 7時) (レス) id: 5530baedc0 (このIDを非表示/違反報告)
累 - とっても面白くて、いつも拝見してます！！頑張ってください！応援しています(*^^*) (2019年2月5日 13時) (レス) id: f2a9a910f8 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - 夢魅さん» オチはまだ決まっていなくて…そのうちアンケートをとったりする予定です！ (2019年1月20日 19時) (レス) id: 5530baedc0 (このIDを非表示/違反報告)
夢魅(プロフ) - 落ちは誰なんですか？ (2019年1月20日 0時) (レス) id: bc39b06e8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み | 作成日時：2018年12月30日 13時
