Changmin Love me again ２ (ページ9)

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何も出来ない side you ページ9

A母「ﾌﾌ(笑)今日は珍しいお客さんばっかりやねぇ(笑)ねぇ？のんちゃん。」

なんて言ってるけどこんな時間にお店閉めるお母ちゃんの方が珍しい。

A「ﾁｬﾝﾐﾝと先輩のためにお店閉めたの？」

そう聞くと何だかﾊﾞﾂの悪そうなﾁｬﾝﾐﾝ。
それに比べてﾆﾔﾆﾔしてる先輩。

A「なんか…あったの？」
A母「なんもあらへんよ(笑)それよりｱﾝﾀご飯は？食べたんか？」
A「ぁ…ううん。まだ…。」
A母「ほな、そこ座り。ちゃちゃっと拵えるさかい。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「じゃ、のんちゃんは僕が♪」
ﾕﾉ「お前、嬉しそうだな(笑)」
A「お母ちゃん！私も手伝うよ！」
A母「え？ﾌﾌ(笑)ええよ。お母ちゃん一人で出来るさかいｱﾝﾀはそこに座っとき。」
A「手伝わせて？」
A母「もう、ええって言ってるでしょ。」
ﾕﾉ「そうだぞ。女将に任せとけ。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「たまにはおばさんに甘えたら？なあ、のんちゃんもそう思うだろ？ﾏﾏ、いつも大変だもんな？」
A「お母ちゃん！手伝うから！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「A…。」
ﾕﾉ「なんだよ。そんなにﾑｷになることないだろ？どうせ出来ないんだからさぁ(笑)」
A「もういい！帰る！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「A！」

のんちゃんをﾁｬﾝﾐﾝからひったくって店を出た。

ﾁｬﾝﾐﾝ「A！」
A「…ついて来ないで。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「待てって！何怒ってるの？」
A「怒ってない…っ！」

嘘…。

ーそんなにﾑｷになることないだろ？どうせ出来ないんだからさぁ(笑)ー

そう先輩に言われて子供みたいに拗ねてる…。
いつもなら何とも思わない。
先輩だって悪気があって言ったんじゃない。
でも…先輩が言ったことが吉田さんに言われたことと重なって…。

ー私、ﾁｬﾝﾐﾝさんに作ってあげよっかなぁ！ﾁｰﾌのお弁当よりはﾏｼなもの作れますから(笑)ー

ﾁｬﾝﾐﾝ「A…？」
A「…どうせ私は…何も出来ないのよ！」

吉田さんに言われたからってお母ちゃんに教えてもらって何とかしようだなんて浅はかだった…。
仕事をただ頑張ってたって何も残らない…。
これから大きくなるのんちゃんに何もしてあげられない…。
ﾊﾞｶみたいに吉田さんに嫉妬して…
なんて醜いの…私…。