Changmin Love me again ２ (ページ31)

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預かりものページ31

A母「来たんやね。二人とも…。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「おばさん…。」
ﾕﾉ「女将さん…。」

おばさんは俺たちが来ることをわかってたみたいだった。

ﾁｬﾝﾐﾝ「おばさん…Aは…？」
A母「さあ…どこに行ったんやろね…。朝早く来て…うちのご飯食べて…そのまま出て行ったわ…。」
ﾕﾉ「何も…言わずにですか？」
A母「ﾌﾌ…あなたたちが来るとわかってるのに、Aがうちに言うて行くとでも？」
ﾕﾉ「…。」
A母「あの子から…渡してくれって頼まれたの。これは…あなたに。」

おばさんがそう言って室長に出したものはﾏﾌﾗｰ２枚だった。
そのﾏﾌﾗｰは見覚えがあった。
Aと新幹線の中で再会した時、人から貰ったものだと言っていたﾏﾌﾗｰと、去年のX'masｲﾌﾞの夜、室長自らAにかけたものだった。

ﾕﾉ「ﾌｯ……もう要らないってか(笑)」
A母「あと…もうひとつあるんよ？」

そう言って白い封筒を渡した。
渡された瞬間驚いた顔をした。

ﾕﾉ「女将さん…っ！これ…っ！」
A母「そうや。室長さんがあの子の代わりに立て替えてくれたお金。瀬下さんへのｼｯﾀｰ代や。」
ﾕﾉ「そんなっ！俺はお金なんてっ！」
A母「室長さんの気持ちは十分わかってる。けど…あの子かて何もかも世話になるわけにはいかんのよ…。その気持ちをわかっているなら尚更…。」
ﾕﾉ「…そういうことか。なんで会長が俺に何もするなと言ったのか…。ﾊﾞｶだな…っ！俺がよかれとAに手を貸したことが…結局…ｱｲﾂの立場を悪くさせた…っ！」
A母「そんなことあらへん。あの子はいつも感謝しとったよ？室長さんや会長さんたちがいたからあの子はのんちゃんを産むことが出来たんやもん…。」

ーこの部屋でのんちゃんを産んだのよ…。ー

会長の家で初めてのんちゃんと泊まった時、そう言ったA…。
俺と別れて大阪に戻ってのんちゃんを産むまで世話になったと話してくれた。
俺と別れてから今日までどうしていたのか一つ一つ話してくれたのは昨夜…最後の夜だった…。
どんな気持ちでお前は話してくれたんだろうか…。

A母「ﾁｬﾐくん。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「はい…。」

今度は俺の番か…？
何が出てくるのか緊張が走る…。

A母「あなたにはこれを…。」

そう言って出したのは１通の手紙だった。