Changmin Love me again ２ (ページ28)

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その先にある未来ページ28

A「お風呂…ありがとね。狭かったでしょ？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ううん！のんちゃんと一緒に入れて楽しかったよ。」
A「そう？のんちゃんも気持ち良かったみたい。すぐ寝ちゃった(笑)」

のんちゃんが寝たからとｱﾊﾟｰﾄの外まで見送ってくれたA。

ﾁｬﾝﾐﾝ「もうここでいいよ。のんちゃんのとこに戻って？」
A「じゃあここで。気をつけて帰ってね。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「うん。A、今日はありがとう…楽しい時間だった…。」
A「礼を言うのは私の方よ。来てくれてありがとう…ﾁｬﾝﾐﾝ。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「お前に礼を言われるなんて…。」

謝っても許されないことをしたのは俺の方なのに…。

A「過ぎたことよ。」

過ぎたこと…？

A「そう…時間は過ぎていくものよ？そこに止まってたら前に進めない…。振り返らないの…前だけを見て歩いていくの…その先にある未来を…。」

前だけを見て歩いていく…その先にある未来に向かって…。

A「そうよ！だから振り返らずに真っ直ぐ駅まで行くの！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「え？」
A「振り返っちゃだめだって言ったでしょ？(笑)」
ﾁｬﾝﾐﾝ「お、おい！押すなって！わかったよ！帰るよ！」
A「ﾌﾌ(笑)じゃあここで！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「うん。」
A「いい？約束よ？振り返らないで…。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「わかったって！じゃあ行くよ？」
A「うん…ｻﾖﾅﾗ…ﾁｬﾝﾐﾝ。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ﾊｲﾊｲ、さよならね。」

え…ｻﾖﾅﾗ…？

ﾁｬﾝﾐﾝ「A…？」

思わず振り向いた。
真っ直ぐｱﾊﾟｰﾄに歩いていくAの後ろ姿。
一度もこっちを振り返らずに戻っていく。

ー振り返らないの…前だけを見て歩いていくの…その先の未来を…。ー

俺の見る未來とAが見ている未来
それは繋がっているのか…？
それとも離れていく今のお前のように遠く離れたところにあるのか…？

ﾁｬﾝﾐﾝ「おはようございます。」
内村「ｼﾑさん！大変なんです！」

会社に行くと慌てた様子で内村くんが出てきた。

ﾁｬﾝﾐﾝ「どうしたの？」
内村「ﾁｰﾌが！ﾁｰﾌが辞めちゃったんです！辞表だけ置いて」
ﾁｬﾝﾐﾝ「え…」

ーお掛けになった番号は現在使われておりません…ー

ﾁｬﾝﾐﾝ「なんで…っ！」
ﾕﾉ「ｼﾑ！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「室長！」
ﾕﾉ「無駄だよ。さっき瀬下さんから連絡あったんだ。もうｱﾊﾟｰﾄに来なくていいってAから連絡があったって…。」